【2020年4月下旬版】コロナ検査キット色々を調べてまとめてみた

2020年5月1日

  全世界で新型コロナウイルスが猛威を振るっている中で一つ問題があります。
今回の新型コロナウイルスは、PCR検査がなかなか日本国内では受けづらいのです。

しかし、コロナの検査キットはいろいろあるはず。
そこでここでは様々なコロナ検査キットを調べてまとめてみました。

コロナの検査方法とは

そもそもコロナウイルスはどのように検査するのでしょうか?
今テレビのニュースなどで言われているPCR検査は極めて簡単に説明するならインフルエンザの検査のようなもので、鼻の奥深くに綿棒を挿入し、喉の奥や鼻の奥の粘膜に付着しているウイルスをこすり取って検査に回すという方法です。

この方法は、そもそも喉の奥や鼻の奥など綿棒が触れたエリアにコロナウイルス本体がいないとなかなか陽性になりづらいという事情や、その他様々な問題があって日本国内ではそこまで検査数が増えていません。

コロナ検査キットの種類

今様々なところで言われているのが、コロナウイルス本体を探し当てるイメージのPCR検査ではなく、コロナウイルスの抗体を本人の体が持っているかどうかを調べる抗体検査という検査方法です。

これは、抗体測定のために様々な検査キットが存在します。

新型コロナウイルス検出試薬キット

島津製作所が4月20日にリリースを出したばかりの新たな新型コロナウイルス検査キットがあります。

それが島津製作所より出ている新型コロナウイルス検出試薬キットです。
こちらは、タイプ的にはPCR検査と同様に咽頭ぬぐい液と呼ばれる喉の奥の組織を使って検査を行います。

血液を使う新型コロナウイルス検査キット

咽頭ぬぐい液ではなくて血液を使った新型コロナウイルス抗体検査を行えるキットも存在します。

これは、ちょっとだけ血を出してキットに垂らすことで、抗体があるかどうかを判断することができる検査方法です。

ただし、現在の方で積極的に行っている検査がPCR検査なので本稿執筆時点では正式に検査方法として採用されているわけではありません。

民間の検査で陰性証明はできる?

できません。
基本的に医療的な診断ができるのは医師だけであり、民間の検査キットを利用したとしても陰性の証明にはなりません。

また民間の検査キットで陽性が出た場合も即座に入院というわけでは現段階ではなさそうです。
あくまでも国の方のPCR検査を実施して陽性が出れば新型コロナウイルスへの感染が認められ、入院などの措置が取られるというわけです。

まとめ

執筆段階においては、まだまだ新型コロナの検査キットは開発途上段階です。

そもそもが未知の病原菌ですから、どうしても時間がかかるというわけです。

また、民間の新型コロナ検査キットは医療的判断の助けにはなりません。心配な方はまず近くの医療機関や発熱外来、相談センターなどに連絡を入れて正規のPCR検査を受けるようにしてください。