その症状ダニのアレルギーかも?!梅雨にダニは大繁殖!
スギやヒノキの花粉のシーズンはとっくに終わったはずなのに、
なぜか、くしゃみや鼻水が続く・・・
もしかしたらそれは ”ダニのアレルギー” かもしれません。
高温多湿な梅雨から夏は、ダニのだ~い好きな季節なんです。
ダニには様々な種類がありますが、室内に最も多く生息する『チリダニ』はアレルギー性ぜん息や鼻炎、結膜炎、皮膚炎の原因に!
死骸や抜け殻、糞までもが強く害を及ぼすので注意が必要です。
ダニが驚異的に繁殖する条件
ダニが繁殖するのに適した環境は、高温多湿。
温度20~30℃、湿度60~80%を好み、日本の梅雨明けから夏にかけての気候は、まさにダニにとっては絶好の環境なのです。
ダニが好む場所は畳・じゅうたん・ふとん・ぬいぐるみの中、家具のすき間、部屋の隅など、家じゅうのいたるところ。
ヒトやペットのフケや垢、食べかす、カビなどを食料としています。
ダニを完全に除去するのは、残念ながらほぼ不可能。
できるだけダニの繁殖をおさえて、アレルギーなどの健康被害が出ないように対策をしましょう。
ダニを減らす対策
ダニの好む条件が分かったら、その逆がダニの嫌いな条件という事。
湿度が55%以下になると生息出来ないことがわかっています。
また、たいていのダニは50度以上の高熱を30分以上加えると死滅します。
換気
1日に1度は窓を開けて換気をし、部屋の湿度を下げましょう。
掃除
フケや食べかすはダニのエサに、部屋の隅のホコリの中も絶好の住みかとなるので、こまめな掃除が大切です。
畳に掃除機をかけるときは1平方メートル1分を目安にして、ていねいに。
じゅうたんは更に念入りに掃除機をかける必要がありますが、それでもなかなか中に潜んだダニは取り除けません。
布団乾燥機を使って、じゅうたんの湿度を下げることも効果的です。
畳の上にじゅうたんはNG!
湿気のこもりやすい畳の上にじゅうたんを敷くと、更に湿度が上がり、
ダニにとっては最高に居心地のよい状態に!
どうしても上敷きを敷きたい場合日は、こまめに干してよく乾燥させたり、丸洗いできるものを選びましょう。
布団・マットレス
一晩使用したふとんの湿度は70~80%!掛けふとんをめくり、しばらく乾燥させてからしまう習慣をつけましょう。
お布団はマメに干すことも大事です。
干すときは裏表まんべんなく、4~5時間を目安に日に当てます。黒い布などでふとんをおおうと熱を吸収しやすくなり、いっそう効果的。
とりこむ前は全体を軽くたたき、両面にゆっくりと掃除機をかけましょう。
使わないお布団を押し入れに入れっぱなしにするのも良くありません。
ときどきふすまをあけて風を通したり、ふとんを出して日にあて、掃除機をかけておくようにしましょう。
カバーや毛布など、洗える物はきちんと洗濯してからしまうのも基本です。
畳に敷いたふとんより、ベッドのほうがダニは少なくなりますが、それでも適切な管理が必要です。
ダニはマットレスの頭部や縫い目、くぼみ、端に集まりますから、その部分は重点的に掃除機をかけましょう。
マットレスを裏返したり、前後を入れかえるのも繁殖を防ぐコツです。
もちろんベッドの下を掃除することもお忘れなく。
布団乾燥機を有効利用
日中は仕事で家を空けているので、お布団が干せるのは天気の良い週末くらい・・・
そんな家庭では布団乾燥機の利用が効果的です。
掛け布団と敷き布団の、裏表両面に行き渡るように使用しましょう。
布団乾燥機の後にはもちろん掃除機を。
ただし、週に一度、1時間程度の使用では効果があまり期待できません。
週に1回で月4回よりも、4日連続を月1回のほうが有効です。
おわりに
最近の住宅は気密性が高まり、冬場でもダニの大好きな環境になってしまっていることも。
大切な家族の健康のためにも、
湿度・温度に気をかけ、しっかりと掃除をして
ダニを増やさないようにしましょう!