消え行く「義理」チョコ文化 日本のバレンタインに変化が
義理チョコの文化は日本の特色がでている風習だということを知っていますか?
- 義理チョコの数が年々すくなくなってきたな
- 女性職員から義理チョコがもらえないな
こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、いま義理チョコにおこっている変化について紹介します。
義理チョコ文化が絶滅の危機?日本のバレンタインに転換期
日本の文化が強くでている、モラルや風習でチョコレートをプレゼントする「義理チョコ」。
そんな義理チョコを準備する女性がだんだん少なくなってきているんです。
その理由として2つ考えられます。
・企業が本命チョコをおすすめしている
・昔に比べて男女のコミュニケーションが気軽になった
義理チョコの習慣が広まったのは、いろんなチョコレート企業が販売戦略のためにも広めていたため。
そんな中チョコレートパティスリーで有名なゴディバは「義理チョコをなくそう」という広告をうったことがあるんです。また、バレンタインデーに恋人とチョコレートを交換して愛情を確認する習慣は日本以外にもあります。
しかし「お世話になっている異性へプレゼントする」という義理チョコは日本が圧倒的に多いんです。
そんな日本ですがSNSやLINEなど会社でのコミュニケーションツールが発達したことで、男女の距離が近くなりました。
そのため、普段から感謝の気持ちをつたえる機会が昔にくらべて多くなっているのではないでしょうか。
結果的に男性へ義理チョコをプレゼントする(ありがとうの気持ちを伝える)という習慣が減ってきている、というのは、筋の通る話です。
「義理」の強制的な雰囲気が敬遠される一因に
義理チョコは日本の「義理や人情があるから贈り物をする」という文化そのものです。
感謝の気持ちを伝えるためにプレゼントされていました。
しかし今では「義理チョコはプレゼントしたくない」という人も増加傾向。さきほどの男女の距離が近くなったこともあげられますが、もう一つ理由があります。
それが「義理チョコをあげるべき」という強制的な雰囲気です。女性はお世話になっている男性に必ず、義理のチョコレートを準備するべき。という雰囲気がありました。
しかし昨今は女性の社会進出が多くなり、男女が平等になってきたため「女性は必ず準備しなければいけない」という風習が薄らいできています。義理チョコ文化がすたれたとしても、実はチョコレート業界は盛り上がっているんです。
そのことについて最後に紹介します。
本命チョコの地位がより向上へ
義理チョコ文化が衰退していくと、相対的に本命の彼へプレゼントするチョコレートにかける価値があがっていきます。
「バレンタインにチョコレートをプレゼントする」という習慣はなくならないので、本命チョコレートへ色々な付加価値をつけるようになるためです。
・お金に余裕があるので、高い本命チョコレートを買う
・義理チョコを作らなくて良いので、難しいチョコレートのお菓子を作る
少し考えただけでも、本命チョコレートの付加価値があがっていきますね。
義理チョコの文化がこのままなくなると、時間や金銭的な価値をさらに増やしたチョコレートが多くなるはずです。
まとめ
この様に義理チョコ文化は、徐々に衰退の局面に入りつつあります。お中元やお歳暮と同じで、無理やりプレゼントさせるのではなく心から送りたいと思われる人物になるのが重要ですね。