年賀状辞退から寒中見舞いまで!ワンランク上を目指す「年末年始」のお手紙例文まとめ

年末年始から新春にかけては、何かとお手紙や「かしこまったメールのやり取り」が増える時期でもあります。

とはいえ、年末年始に使うフォーマルな例文なんて年賀状や喪中はがきくらいのもので・・・その他の例文はあまりよくわかっていない!という方もいらっしゃるでしょう。

そこでここでは年末年始から新春に使いたいお手紙の例文について、まとめてご紹介していきます。これであなたもお手紙マスター間違いなしです。

年賀状のやり取りを辞退する例文

最近、年賀状のやり取りを終える「年賀状じまい」をされる方が増えています。

高齢の方ばかりではなく、現役世代の方でも「今後は年賀状のやりとりは控えよう」という方が出されるケースもあります。

そこでここでは年賀状のやり取りを辞退する例文をまとめてみます。具体的には以下のような例文が使えるでしょう。

年賀状じまい1:今後はメールのやり取りにする宣言(年賀状がわりに)

年賀状を「はがき」で送ることは今後差し控えたいと思っているものの、やはりどこかで新年の挨拶のツールは残しておきたい!というときに使える方法です。

年賀状はがきそのものは今年で年賀状じまいにするとして、今後はメールをやり取りを宣言するといった方法があります。

例文は以下の通りです。

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

また、時代の変化や生活スタイルの変化に応じる形で、今年のお年賀をもちまして、来年よりはどなた様にも、年賀状の送付を辞退させていただくこととなりました。

また来年からは新しい年の始まりとして、電子メールでの挨拶とさせていただくことにいたしました。

何卒ご理解賜りたく存じます。また何かありましたら、いつでもご連絡くださいませ。

年賀状じまい2:年賀状そのものを送らない宣言(年末に送付)

年末に、先んじて「今年からは年賀状そのものを送りません。メールの送付も行いません。」など、年賀状からの卒業を宣言するメッセージを送るパターンも考えられます。

とはいえ、長年やってきたことを卒業するわけですから、相手への伝え方を一つ間違えれば何かと心象も良くないということも考えられます。

そこで以下のような例文をお作りしてみました。このような例文でメッセージでお伝えするのはいかがでしょう。

今年も早いもので、残すところあとわずかとなりました。本年も本当にお世話になりました。

さて、私事ではございますが、本年をもちまして年賀状のやり取りは、どなた様とも控えることと致しました。

つきましては、誠に勝手ながら、新年のご挨拶は差し上げないことにいたします。何卒、ご了承のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、これまで頂戴しておりました年賀状に関しましては、何かとご迷惑・ご心配をおかけすることとは存じますが、ご返信を控えさせていただきますことをご了承願います。

それでは、良いお年をお迎えください。

寒中見舞いの例文

年賀状に近しい存在として寒中見舞いがあります。

これは例年1月から2月の始め頃に出すもので、元々は年賀状を出しつつ寒中見舞いも出すというのが一般的でした。

しかしここ数十年ほどは年賀状が何らかの理由で出せなかった場合に、相手へ挨拶をするため、送る手紙として認識されています。

ここでは寒中見舞いの例文について見ていきましょう。

寒中見舞いパターン1:自身が喪中で年賀状の代替として出す場合

ご自身が喪中であり、喪中はがきも出している場合に、相手に寒中見舞いとしてご挨拶してみます。例文は以下の通りです。

寒中お見舞い申し上げます。

春とは名ばかりに厳しい寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

厳寒の折、くれぐれもご自愛専一にてご活躍されますよう心よりお祈り申し上げております。

本年も変わらぬお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。

寒中見舞いパターン2:喪中を知らせていない相手から、年賀状を頂いてしまった場合の返信

時には喪中を知らせていない相手から年賀状が届いてしまうこともあるでしょう。

この場合は寒中見舞いにて、ある程度事情を説明して年賀状を出せなかったお詫びを添えるとよろしいでしょう。

具体的には以下のような例文が考えられます。

寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧なお年始状をいただき、ありがとうございました。

昨年(亡くなった人の続柄)が逝去し、喪中につき新年のご挨拶を差し控えさせていただきました。

旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、大変失礼いたしました。
厳寒の折、皆さまいかがお過ごしですか。風邪など召されませぬよう、どうぞご自愛ください。

まとめ

年末年始の時期にやり取りするお手紙やメッセージは、何も年賀状だけではありません。

しかも最近は「年賀状じまい」という新しい考え方も出てきています。
その他、喪中の際には寒中見舞いのやり取りがあると、相手とのコミュニケーションがよりスムーズとなります。

今回ご紹介したような例文で、より豊かなコミュニケーションを実現していきたいところです。