新型コロナの影響で急増中のオンライン診療、その流れを解説します

2020年5月1日

 現在日本各地および全世界中で新型コロナウイルス感染症の影響が広がっており、特に日本の地方都市などでは、オンライン診療が始まりつつあります。

ここでは、新型コロナの影響で一挙に広がりを見せた病院のオンライン診療についてその一般的な流れや必要なものについて解説します。

オンライン診療とは

オンライン診療とは文字通り、一般的には病院に足を運び、ドクターと面談をして診察を受け、その上で適切な処置や薬の処方を受けるわけですが・・・このすべての工程をオンラインで行うという試みです。

元々いくつかの医療機関やいくつかの都市では新型コロナ発生前から実験的にこのオンライン診療が始まっていたところですが、今回の新型コロナウイルスの影響により病院も決して安全な場所ではなくなってしまいました。

そのため、外出を控えオンラインで診療を受けようとする人が急増しています。
こういった需要に迫られて、という表現になるケースもあるでしょうが、各医療機関もオンライン診療に対応を始めています。

オンライン診療の方法

オンライン診療の方法は大きく分けてビデオ通話など専用のシステムを使って行う方法、そして一般の電話回線を使って音声通話のみで診療を行う方法の二通りがあります。

最初からオンライン診療システムを導入している医療機関は前者を利用し、新型コロナウイルスの影響でひとまずオンライン診療を始めなければならないという医療機関は、電話での診療が現在のところはメインです。

オンライン診療でできることは?

例えば血圧の薬など、定期的に医師の診察を受けて薬を処方されているような場合が主なオンライン診療の使われ方と言ってよいでしょう。

もちろん緊急性の高い案件や症状が重篤な場合には医師と直接面談したり病院で診察を受ける必要があります。
常日頃からコミュニケーションが取れていて症状も比較的軽症である場合には、オンライン診療で対応が可能です。

薬の処方は?

薬の処方については調剤薬局が行うため、オンライン診療後に調剤薬局などに足を運ぶ必要があるケースもあります。

しかし4月下旬現在、一部の地域では調剤薬局や医療機関の判断によって薬やその他治療に必要なものの郵送という手続きも始まりつつあります。

まとめ

新時代の全く新しい医療との関わり方、オンライン診療。
皮肉なことに、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、かなり前倒しで始まった印象です。

まだまだ設備や制度、オペレーションが未整備という状況もありますが、必要な方はオンライン診療で適切に薬の処方などを受けられるようになりました。