2020年夏が来る前に2019年夏の振り返り!暑かった?台風は?
毎年、夏が来ると、
「あ~今年も暑いなぁー!なんか年々暑くなってるよねー!」
なんて言葉を耳にしますが、
それ、本当?
去年の夏がどんなふうだったか、ちゃんと覚えていますか?
2020年の夏が来る前に、2019年の夏を振り返ってみましょう。
2019年夏の暑さはどうだった?
2019年の夏の気温は以下の通りでした。
6月:平年並み
7月:日照不足、低温
8月:東日本でかなり高温
でも、前後の5月と9月はかなりの高温!
残暑が続いたことで「去年の夏も暑かった!」と思っている人もいるかもしれませんが、実は気象庁の定める『夏』である6月・7月・8月の内、前半は平年並みか低温傾向だったんですね。
5月:記録的な高温と少雨
気象庁の発表では2019年の5月は記録的な高温と少雨になったようです。

日照時間は、北・東・西日本でかなり多くなりました。
高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、北・東・西日本日本海側と北日本太平洋側では、1946年の統計開始以来5月として1位の多照となりました(西日本日本海側は1位タイ)。
気温は、北・東・西日本でかなり高くなりました。
北日本の5月平均気温は平年との差が+2.7℃となり、1946年の統計開始以来5月として1位の高温となりました。
降水量は、西日本日本海側でかなり少なく、北・東日本日本海側と西日本太平洋側で少なくなりました。
西日本日本海側では、月の降水量が平年比35%となり、1946年の統計開始以来5月として1位の少雨となりました。
6月:平年並み
6月の中旬にに気温が下がりましたが、平均すると、
北日本では平年より高く、その他の地域では平年並みだったようです。
ちなみに世界的にはアメリカやヨーロッパは記録的な熱波に襲われました。
7月:低温 日照不足
7月は日照時間が短く、気温も上がりませんでした。

オホーツク海高気圧からの冷たい空気が流れ込んだことや梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多かったことから、東・西日本の気温は低く、東日本では7月としては12年ぶりに低温となりました。
梅雨前線が本州の南岸付近に停滞することが多かったことや台風第5号、第6号の影響で、東日本と西日本の太平洋側の降水量はかなり多くなりました。
梅雨前線やオホーツク海高気圧からの湿った気流の影響で、北日本・東日の本日本海側を除いて全国的に日照時間が少なく、西日本の太平洋側ではかなり少なくなりました。
8月:東日本でかなり高温
8月の気温は、東日本でかなり高くなりました。
日照時間は西日本の太平洋側でかなり少なくなくなりました。
降水量は西日本日本海側でかなり多くなりました。
9月:かなり高温
9月は全国的にかなり高温になりました。

9月の気温は暖かい空気が入りやすかったことや、北日本・東日本を中心に高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、全国的に気温が高く、北・東・西日本でかなり高くなりました。
降水量は北日本太平洋側と東日本日本海側でかなり少くなりました。
台風
2019年の気象で忘れてならないのが、各地で大荒れとなった台風ですよね。
千葉県を中心に大規模停電が起きた2019年9月の台風15号は「令和元年房総半島台風」。10月の台風19号は「令和元年東日本台風」と命名されました。
台風への命名は1977年の「沖永良部台風」以来、43年ぶりです。
2019年夏のまとめ
2019年の夏の気温は
6月:平年並み
7月:日照不足、低温
8月:東日本でかなり高温
前後の5月と9月はかなりの高温となりました。
そして、43年ぶりに名前がつけられるほどの台風被害に見舞われました。
これで、安易に
「あ~今年も暑いなぁー!なんか年々暑くなってるよねー!」
と、言わなくて済みますね。