切り花を長持ちさせるためのお世話のコツ!漂白剤や砂糖は?!
普段切り花を買う習慣のない人でも、お花をもらった時に部屋に飾ってみると、ちょっと良い気分になりますよね。
お花の色や香りには、気分をリラックスさせてくれてストレスを緩和する効果があるんですって。
そして、「花を飾る私」に充実感を覚えるのは私だけ?!
そんな切り花を、長く楽しむ方法を集めてみました。
漂白剤・10円玉・炭酸水・砂糖は効果がある?
切り花を長持ちさせるために、まず最初にすること
水切り
切り花を花瓶に活ける前にまずやらなければならないのが『水切り』。
水きりとは、水の中に茎を入れその中で茎の先から1~2㎝の部分をカットする方法のことです。
ポイント1、よく切れるハサミを使い茎を傷めないようにしましょう。
ポイント2、少し斜めに切るほうが、水を吸い上げやすいようです。
ポイント3、多めの水に深く沈めてカットすると水圧で水が上がりやすくなります。
花瓶に活ける
痛んでいる花弁や葉は取り除き、水の中に浸かる下の葉も取り除きます。
ポイント1、水が多すぎると茎からの呼吸の妨げになりますし、ガーベラなどの茎が腐りやすいお花もあるので水は少なめに。
ポイント2、口の狭い花瓶の方がお花がばらけず活けやすいのですが、口が狭すぎて茎を圧迫してしまうと水を吸い上げにくくなる場合があるので注意しましょう。
ポイント3、花瓶の中に入れる水は浄水器などの水より、塩素で消毒された水道水がおススメです。
花を飾る場所
切り花を長持ちさせるためには、飾る場所も大切です。
ポイント1、直射日光の当たる場所や、テレビの近くなどの熱のこもりやすい所には置かない。
ポイント2、エアコンの風が直接当たる場所もお花にはストレスになります。
切り花を長持ちさせるためのお手入れ
水かえ
切り花が枯れてしまう一番の原因が『雑菌の繁殖』。
そのため、毎日の水かえは最も大切な作業となります。
ポイント1、水を入れかえるだけでなく、花瓶の中をきれいに洗浄しましょう。
ポイント2、ぬめりの付いた茎も丁寧に洗い流します。
切り戻し
一番最初に行った「水切り」の作業を、切り花の元気がなくなったなと思った時にも行いましょう。
これを『切り戻し』と言います。
焼く
アジサイやライラックなどの水の上がりにくい花や、バラやツバキといった茎が固い花の元気がなくなってきた時には、『茎を焼く』というのが有効です。
ポイント1、お花を傷めないように茎以外の部分は濡れた新聞紙などで包みます。
ポイント2、まっすぐ立たせた状態で、切り口をライターやコンロなどの火であぶりましょう。
ポイント3、黒く炭のようになるまであぶったら、すぐに水につけます。
ちょっとかわいそうな気がしますが、元気になるので試してみたください。
水と一緒に入れてお花を長持ちさせる
花瓶の水に一緒に入れて、切り花を長持ちさせられるモノって色々ありますよね。
漂白剤
花瓶の水の中で雑菌が繁殖するのを防ぐために有効なのが「漂白剤」です。
ただ、入れる量を間違ってしまうと逆に切り花を枯らしてしまうことになるので注意しましょう。
適量は水1リットルあたり5滴ぐらい。ほんのちょっとです。
でも、漂白剤を入れたからと安心せず、水かえは毎日行って下さいね。
10円玉
10円玉の主な材料は「銅」。銅にも殺菌作用があるので、花瓶の中に入れてみましょう。
この時、10円玉が汚れていると効果がありません。きれいに洗った10円玉を使うのがポイントです。
この場合も、もちろん毎日の水替えは必要です。
砂糖
砂糖は切り花の栄養となるので、お水に混ぜてあげると長持ちします。
ただ、砂糖は雑菌にとっても栄養となるため、漂白剤を一緒に使うのがおススメ。
漂白剤を数滴たらしたお水1リットルに対して2%(20g)を目安に入れてみて下さい。
小さなつぼみを咲かせるのにも効果がありますよ。
サイダー
酸性の炭酸水には雑菌の繁殖を抑える働きがあり、糖分は切り花の栄養になることから、
切り花を長持ちさせる効果があると言われています。
花瓶の水の2割くらい入れると良いそうですが、効果の得られる量のバランスは難しそうです。
延命剤
実は最も効果が高いのが、切り花の延命剤です。
ホームセンターなどで数種類が販売されていますが(100円ショップにもあります)、お花屋さんでお花を買うとオマケでつけてくれたりもしますよ。
粉末だったり、液体だったり、花器の素材によって使えない物があったりしますので、よく確認しましょう。
延命剤を使えは頻繁な水かえは必要ありませんが、最初の水切りや、飾る場所の工夫は大事です。