ボードゲームもオンラインで楽しめる?5つのゲームをご紹介!

2020年9月12日

ボードゲームといえば、一つのテーブルを複数人で囲んで遊ぶイメージがありますが、最近ではインターネット上でプレイできるボードゲームも多数登場しています。

そこで今回は、オンラインで楽しめる人気のボードゲームを集めてみました。ご自宅での暇つぶしはもちろん、流行の”オンライン飲み会”にもおすすめです!

ボードゲームがオンラインでも可能なの?

一口にボードゲームといってもその種類は実に様々で、将棋や囲碁、麻雀、UNOなどの定番ゲームのほか、カードを集めて画面上のプレイヤーを育成するものや、都市を大きく発展させるものなどもあります。

最近はブラウザやアプリで遊べるオンライン版をリリースしているゲームも多く、昨今の時勢の影響で自宅で過ごす時間が増えたこともあり、幅広い年代のゲームファンから注目されています。

ボードゲームは2人以上のプレイヤーを集めて対戦するのが一般的ですが、オンラインではコンピューターを相手に1人でも遊べるので、移動時間や待ち合わせの際などのちょっとした暇つぶしにもおすすめです。

また、オンラインボードゲームの多くは無料でプレイが可能です。中には対戦回数に限度が設けられていて、対戦回数を増やすためにお金をかける必要があるゲームもありますが、ほとんどは時間が経てば回数制限が解除されます。

誰でも知っている簡単なルールのボードゲームは、コミュニケーションツールとしても一役買ってくれるでしょう。離れた場所にいる仲間と一緒に遊ぶのはもちろん、リアルな遊びの場でふと話題が途切れてしまった時にも重宝します。

オンラインでのおすすめボードゲームを紹介

ここからは、オンラインでプレイできるボードゲームのおすすめをご紹介します。

最近は様々なボードゲームがオンライン版をリリースして話題となっていますが、今回はその中でも特に人気のゲームを5つピックアップしました。

いずれもシンプルなルールで遊べるので、ぜひご家族やお友達同士でプレイしてみてください。

キングドミノ

「キングドミノ」は、タイルを並べて自分の王国を作っていくゲームです。

プレイヤー人数は2~4人、プレイ時間は約15分と手軽にできるので「とりあえず何かして遊ぼうか?」なんて時にもぴったりです。

ゲーム開始前に、各プレイヤーにはお城とスタートタイル、王様駒の3つが与えられます。土地タイルを並べたら、各プレイヤーの王様駒をランダムに配置します。

ルールはとても簡単で、プレイヤーが自分の手番ごとにタイルを1枚獲得して、自分の王国に配置します。これを繰り返して自分の王国の土地を拡大し、王国の価値を高めていくのですが、タイルはそれぞれ価値が異なります。価値の違うタイルを巧みに組み合わせることで、価値の高い王国を目指していきます。

最終的には、完成した王国の土地の種類ごとに点数を計算します。例えばお城がある場合はプラス10点、5×5のきれいな正方形でタイルを配置できた場合はプラス5点です。合計点数がいちばん高いプレイヤーが勝利となります。

複雑に考える必要がなく、シンプルなルールで楽しめるので、小さなお子さんがいるご家族にもおすすめのゲームです。

花火

「花火」は2013年度のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した協力推理ゲームです。

プレイヤー人数は2~5人、花火の色は5種類でいずれも1~5の数字が振られており、
全員で協力して色別・番号順により多くの花火を打ち上げることを目指します。

このゲームの特徴は「自分の手札を見ることができない」という点です。普通のカードゲームでは自分が持っている手札だけを見ることができますが、このゲームは逆で、自分の手札を見ることができません。他のプレイヤーの手札を見て、お互いにヒントを出し合いながら、自分が持っているカードを推理していきます。

ルールは簡単で、最初に各プレーヤーにカード4枚が配られます。それを自分には見えないように設置し、順番に下記の3つのアクションのうちどれかを選択して行います。

  1. 他のプレーヤーのカードを指定して、同じ色もしくは同じ数字のカードを全て教えます。
  2. 自分の手札から1枚カードを捨てて、代わりに山札から補充できます。
  3. 手札の中から色と数字の順番を推理して1枚を選び、花火を打ち上げます。
    この時も打ち上げたものの代わりに山札から補充します。

打ち上げが3回失敗すると、ゲームは0点で終わりです。山札が尽きるか、花火が全色1~5まで打ち上がるか、3回失敗して0点となるかで終了となります。

独特のルールが楽しいゲームで、何度でも挑戦したくなる魅力があります。

プエルトリコ

「プエルトリコ」は、その名の通りスペインの植民地時代のプエルトリコを舞台としたゲームで、植民地経営の気分が味わえます。

プレイヤー人数は3~5人、プレイ時間は約60分から150分と長時間になることもあるので、時間をかけてじっくり遊びたい時におすすめです。

このゲームの目的は「建物を建てる」ことと「商品を出荷する」ことで勝ち点を獲得すること。商品はコーヒー、コーン、インディゴ、砂糖、タバコの5種類です。

プレイヤーは、工場やプランテーション、人を揃えて商品を作ります。コーンを商品化する場合だけは、工場を持つ必要はありません。

出荷でもらえる点数は商品によって異なり、コーン0点、インディゴ1点、砂糖2点、タバコ3点、コーヒー4点です。商品は出荷するだけでなく売却してお金に換えることも可能で、そのお金で建物を建てることができます。

プレイヤーは手番と同時に、建築家や開拓者、市長など7種類の役割から1つを選んで行動します。ストックの労働者コマがなくなったり、誰かが建築スペースにすべて建物を建てたりするとゲーム終了です。

ルールはやや複雑ですが、一連の流れがわかりやすいので一度プレイすれば慣れるでしょう。

カルカソンヌ

カルカソンヌは、古代のフランスを舞台に道やお城を作るゲームです。勝敗はミープルという駒を使って獲得する点数で決まります。

ミープルは未完成の道やお城に置くことができ、場所によって以下のように変化します。

  • 道→盗賊
  • お城→騎士
  • 教会→修行僧
  • 草原→農夫

点数を得られるのは道やお城が完成した時またはゲーム終了時で、道やお城が完成した場合はミープルを回収して点数を獲得、ゲームが終わった時は道やお城が未完成であっても道やお城に置いたミープルを回収して点数を獲得します。

置く場所によって獲得できる点数は以下の通りです。

  • 道【道タイル数×1】
  • お城【城タイル数×2/未完成の場合は×2】
  • 教会【教会に隣接しているタイル数×1】
  • 草原【隣接しているお城(完成している)数×3】
    ※草原に完成はありません。

ゲームは以下の手順で進めていきます。

  1. 順にタイルを引く。
  2. 順にタイルを置く。
  3. 順にミープルを置く。
    ※タイルがなくなったらゲーム終了

「道・お城・教会」は以下のようになれば完成です。

  • 道の完成:町から町へと道がつながったら完成。
  • お城の完成:城壁を閉じれば完成(内部に空白があると完成できない)。
  • 教会の完成:教会を中心として周囲8タイルが全て置かれたら完成。

街づくり系のゲームや土地争奪戦が好きな人におすすめのゲームです。

十二季節の魔法使い

「十二季節の魔法使い」は、プレーヤーが魔法使いとなって3年間の戦いを行うという設定のゲームです。ファンタジーな世界観ながら戦略性が要求されるので、上級者でも十分に楽しめます。

ゲーム開始時は、まずパワーカードをドラフトします。ドラフトとは、初期カードをランダムに配るのではなく「自分の手札を自分で選ぶ」というやり方で、たとえば次のように行います。

  1. 10枚のカードを受け取り、内容を確認して1枚を自分のカードとして回収、残った9枚を隣のプレイヤーに回す。
  2. カードを受け取ったプレイヤーは9枚の内容を確認して1枚を回収、残った8枚を隣のプレイヤーへ回す

つまり、この最初の時点から戦略を練っておく必要があるわけですね。

カードには様々な効果があり、活用することでゲームに影響を与えます。季節には12ヶ月の特性があり、3周することで3年間の戦いとなります。

各ラウンドでは季節に従ったダイスをプレーヤーが振ります。ダイスはプレイ人数+1個を使用し、各プレーヤーが順番に実行するダイスを1つずつ獲得します。残ったダイス1個は時間経過を示します。

それぞれ獲得したダイスに示された内容を実行することで、魔力やクリスタルを獲得したり、追加のパワーカードを獲得したりできます。これとパワーカードを組み合わせて、クリスタルをもっとも多く獲得したプレーヤーが勝利します。

まとめ

アナログからデジタルへと進化しつつあるボードゲーム。オンラインなら、離れて暮らすご家族やお友達と一緒に盛り上がることもできますね。

レジャーも”リモート化”が必要とされている今だからこそ、オンラインで遊べるゲームが重宝するはず。この秋はオンラインボードゲームでおうち時間をとことん満喫しましょう!