年末年始こそ温泉でゆったり♪おすすめの温泉特集
年末年始は温泉でゆっくりする、なんて贅沢な過ごし方ですよね。せっかく過ごすなら、武将も訪れたような歴史ある湯治ができる温泉はいかがでしょうか?1年間の疲れを取るにはピッタリそうです。ここでは年末年始にこそおすすめの温泉を厳選してご紹介します。
草津温泉
お医者様でも草津の湯でも、そんなフレーズで昔から有名な草津温泉。長野にもほど近い群馬の草津温泉は温泉地として有名すぎますが、古代より時代の寵児が訪れた名湯でもあります。まずはどのような人物が草津温泉を訪れていたかツラツラと並べてみましょう。
ヤマトタケルノミコト
源頼朝
前田利家
小林一茶
佐久間象山
高野長英
志賀直哉
横山大観
与謝野晶子
石原裕次郎
近衛文麿
田中角栄
佐藤栄作
壮観ですね。
秀吉は訪れる予定があったものの直前にキャンセルした記録があり、家康、吉宗、家治将軍は訪れるのではなく、城まで湯を運び入浴したという記録もあります。
天下の将軍から歴代の首相、文化人までが求めた草津温泉の湯。年末年始にこそゆったり浸かりたいものです。
ちなみに、武勇で伝説的英雄のヤマトタケルが草津温泉を発見したと言われ、草津温泉の白根神社の御祭神でもあります。白根神社はパワースポットとも言われており、こちらもぜひ訪れたいところ。
有馬温泉
日本三古湯といえば白浜温泉、道後温泉、有馬温泉でどれも日本書紀などに登場するほど長い歴史がある温泉でコンプリートしたいところ。この中でも豊臣秀吉にゆかりがある温泉が有馬温泉です。
兵庫県・六甲山山地の北側に位置する有馬温泉は、「傷ついたカラスが水に浸かると数日で傷が癒えたこと」ことから発見され、舒明天皇が631年に、孝徳天皇が647年にそれぞれ約80日間も有馬温泉を楽しんだと言われています。この頃から有馬温泉の名が有名となりますが、幾度の繁栄を衰退を繰り返します。
そして特筆すべきは豊臣秀吉が1583年に有馬温泉を初めて訪れ、計9回も訪れた記録があるというところ。
初めて訪れた1583年といえば、対立していた柴田勝家や織田信孝を破り、大阪城を築いた年で、信長の意志を継ぎ、天下人となるのに重要な時期でもありました。
そのような時期から秀吉が訪れている有馬温泉、実は小牧・長久手の戦いや関白就任、天下統一をしたときにも訪れています。秀吉にとって重要なターニングポイントがある頃に訪れていたそうです。
そのような有馬温泉に、より良い1年となるよう願掛けに訪れても◎。
松之山温泉
豪雪地帯新潟県にある松之山温泉。長野県との県境にもやや近く、中越に位置するスポットです。
その歴史は約800年。松之山温泉は上杉謙信が秘湯としていたのではと言われるほど薬効が高いと言われています。その薬効は「温泉に認定される基準の15倍の成分」が含まれ、濃厚な温泉に浸かることができます。
とくにホウ酸含有量が日本一!と言われ、弱アルカリ性の温泉です。山に囲まれた温泉街ですから、春も夏も秋も美しいですが、雪に囲まれた粋な温泉もいかがでしょう。
まとめ
歴史ロマンに浸かりながら、新年の抱負を考えるのも粋ですね。
一時代を築いた武将や首相も訪れた縁起の良い温泉で、年末年始を過ごしてみてはいかがでしょうか。そして、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回ご紹介した三湯、実は日本三大薬湯でもあります。
天皇、大将軍、天下人、首相などその時代のトップが英気を養ってきた歴史ある温泉は、薬効としてもすばらしいものがあります。