最近話題の電子タバコ・加熱式タバコ~新作から今までを振り返る~
つい数年前まではマイナーな存在だった電子タバコや加熱式タバコも、最近はアイコスなどの登場により「電子タバコ・加熱式タバコはこちら」というコーナーがコンビニに出来るくらい、メジャーな存在になりました。
この電子タバコ・加熱式タバコですが、新作も続々登場しています。
ここでは人気の加熱式タバコの新作から、今までの電子タバコ・加熱式タバコについても、その歴史を振り返る形でご紹介していきます。
そもそも電子タバコ・加熱式タバコとは?
まずは一旦、電子タバコ・加熱式タバコについておさらいしておきましょう。
これらの次世代型のタバコは、一般的にニコチン入りのものとニコチン無しのものに分かれます。
ニコチン無しの代表が電子タバコです。
電子タバコはVAPE(ベイプ)などとも呼ばれますが(※一部、ニコチン入りのVAPEもあります)、こちらは単純にフレーバー付きの水蒸気を吸い込むことが目的となっています。
なかには最近「ビタミンやカフェインが含有された水蒸気」を吸い込むことができるタイプの電子タバコも出てきました。
一方、ニコチンを摂取できるのが加熱式タバコです。
実際のタバコ葉を加熱して蒸気を吸い込んだり、加熱した蒸気をタバコ葉を通して吸い込むのがこのタイプで、
よく目にする「アイコス」はこの加熱式タバコです。
電子タバコはフレーバーや吸い込む動作でタバコ感を味わうことができますが、
やはりニコチン入りの加熱式タバコの方が人気のようです。
なお従来は、電子タバコといえばバッテリー部分とアトマイザー部分が分離しているものが一般的でした。
アトマイザー部分にリキッドと呼ばれるフレーバーのついた液体を染み込ませた綿を入れておき、それらを加熱することで水蒸気を発生させ、吸い込むというのが使い方となります。
2019年最新加熱式タバコは三つ巴の戦い?
2019年最新の加熱式タバコ情勢について確認していきましょう。
2019年最新加熱式タバコ情勢としては、アイコス・グロー、そしてプルームの三つ巴の戦いと言って良いのではないでしょうか。
もちろんその他にもビタフル・DR.VAPEなどの電子タバコも人気ですが、
現在日本国内において多くのユーザーが愛用しているのは、下記の三つの加熱式タバコブランドとなります。
アイコス
フィリップモリスジャパンが2016年に発売した、iQOS(アイコス)という加熱式タバコのブランドがあります。
日本での加熱式タバコのパイオニア的存在と言ってよいでしょう。「ヒートスティック」と呼ばれる加熱式タバコ専用のタバコ葉を装着し、加熱してその蒸気を吸い込むというのが使い方となります。
従来、日本国内における電子タバコ市場では個人輸入などを行わない限りニコチン入りのリキッドを使うことはできませんでした。
そのため、加熱式タバコはニコチンを摂取することができるとあって、爆発的なブームを巻き起こしました。
もちろん、従来のタバコと違って煙が出ることはありません。いわゆるスモークレスです。
紙巻タバコユーザーが最も違和感なく吸えるのがiQOSだと言われています。
2019年7月、「マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール」「ヒーツ・フロスト・グリーン」「ヒーツ・クール・ジェイド」の3種類のスティックが仲間入りしました。
グロー
KENTなどの銘柄を扱うブリティッシュアメリカンタバコ・ジャパンが販売している加熱式電子タバコがglo(グロー)というブランドです。
こちらもiQOS同様に、タバコの葉を加熱することにより、蒸気を吸い込むことができるタイプの加熱式タバコとなります。
こちらはアイコスよりも多少サイズ感がありますが、約30本分連続して吸うことができるのが大きなメリット。
発売直後は本体の製造供給が追いつかず、コンビニでも品薄状態が続いていました。
2019年3月には一回り小さい「glo Series2 mini」が発売されました。
プルーム
前二つの加熱式電子タバコと違い、JTが発売したのが「プルームテック」という低温加熱式タバコとなります。
こちらは、ヒートスティックなどのタバコ葉を直接利用することなく、
細かく刻んだタバコ葉を詰めたカプセルを電子タバコに装着し、電子タバコのバッテリー部分から噴出される水蒸気をタバコ葉にくぐらせて吸う、という仕組みのものになります。
発売当初は3種類ほどのフレーバーしか存在しませんでしたが、2019年現在モカ風味やトロピカルな喫味を感じることができるフレーバーなど、様々なフレーバーが発売されています。
ブランドはメビウス、そしてピアニッシモが現在ラインナップされています。
2019年1月のフルモデルチェンジで2機種が新たに登場し、
加熱温度を高くすることでこれまで以上の吸いごたえを実現しました。
電子タバコのご先祖的存在って?
ところで電子タバコや加熱式タバコはその歴史を紐解いてもまだまだ新しく、日本国内で出回り始めたのはつい、ここ数年のことです。
現在はスタイリッシュでカッコイイ電子タバコ・加熱式タバコも多数存在しますが、第一世代とも言うべき電子タバコは、普通の紙巻きタバコに似たような外観のものがほとんどでした。
日本国内では特にHEC、Health e-cigaretteと呼ばれるものが出回りました。
しかし現在ほど市民権を得ているわけではなかったこと、またニコチンをそもそも含有していないことから一部の雑貨店や通販限定で販売されることが多く、またこちらのプロダクトは当時、耐久性などの問題から電子タバコとしての実用性には若干の疑問符がつくような仕上がりということも多く見られました。
あれから10年、電子タバコ・加熱式タバコは目覚しい進化を遂げ、今や紙巻きタバコに取って代わる存在になりつつあります。
まとめ
2019年現在、加熱式タバコは国内のタバコ製造販売会社のうち大手3社が発売しているものが主流です。
また、ニコチンを含まずビタミンなどを含有する水蒸気を吸い込むことができる電子タバコも人気です。
新たなリフレッシュ・アイテムとして、今後ますます注目が集まりそうです。