起業して失敗する理由は?原因と成功する確率を上げる方法を紹介!
最近、ネットビジネスや副業、フリーランスで起業する人が増えています。
しかしこの起業、成功する人もいれば失敗してしまう人がいます。
どうして起業して失敗するのでしょうか。
ここでは、起業を考えている方、起業したばかりの方に向けて、起業して失敗する原因と起業後の成功確率を上げる方法についてご紹介していきます。
【前提】起業の種類
まずは、どのような種類の起業があるのか見ていきましょう。
起業は大きく2つの種類に分かれます。
種類1.個人事業主
1つ目は個人事業主での起業です。個人事業主とは会社組織を持たずに自分で事業を運営している人のことです。
例えば、会社員が会社の名義で事業をするのではなく、自分の名義や屋号で事業を行うパターンですね。フリーランスや飲食関係で起業する方も、個人事業主であるケースが多いです。
もしも個人事業主での起業に失敗すると、原則全ての責任や借金が個人事業主に来ます。つまり、無限の範囲で借金を背負うことになります。
種類2.法人設立
続いて、法人を設立する形式での起業があります。個人事業主から法人化するケースもあるなど、法人格を持つことで社会的にも信用されやすくなる傾向にあります。
起業として設立する主な法人格は株式会社、合同会社、合資会社、合名会社があります。
このうち起業して失敗すると、合名会社と合資会社では、先程の個人事業主と同様に無限に責任を負います。他方、株式会社と合同会社は失敗しても有限責任となります。
起業に失敗する原因
続いて、起業に失敗する原因を見ていきましょう。主な原因をご紹介します。
原因1.事業内容が甘い
そもそも事業内容やビジネススキーム自体が甘かったり、実現性が低いものだったりするケースは起業で失敗しやすくなります。
また、起業後すぐに倒産しそうな事業形態だったりすると、銀行などの金融機関からの融資を受けられなくなります。
原因2.事業を始める時期が悪い
事業を始める時期が悪いと、失敗する確率も上がります。例えば、昨今の新型ウイルス感染症の流行のような、人の動きに影響が出る時期に相性の悪い事業形態で起業すると失敗する可能性があります。
原因3.立ち上げ資金が少ない
事業を立ち上げるためには、初期投資というお金が必要になります。この初期投資ができないと、起業できないだけでなく、事業がうまく回らない可能性も出てきます。
起業後に資金不足になる可能性もあるため、創業時の資金繰り計画を立てておく必要があります。運転資金のショートで倒産はよくあります。
原因4.人脈がない
人脈がなければ事業を成功させることは難しいこともあります。
脱サラして起業する場合、会社員時代は親しく付き合いがあり「独立後も取引するよ」と言っていた取引先が、起業後は音沙汰がなくなるというケースもあります。
原因5.顧客がつかない
いざ起業しても、思うように顧客を獲得できず失敗する可能性があります。
いくらビジネスプランを練ったとしても、実際に動いてみると思うように行かないことは往々にしてあります。
PDCAを絶えず回し、改善を繰り返しましょう。
起業の成功確率を上げる5つの方法
では、起業の失敗を避け成功確率を上げるにはどうしたらいいでしょうか。考えられる方法をご紹介します。
DAIGOさんが失敗確率を減らす方法を紹介しているのでご紹介します。
※動画主には承諾済みです。
方法1.ビジネスプランを精査してもらう
起業する前に、事業の中身を第三者に見てもらいましょう。
事業内容はもちろんのこと、商品やサービスの内容についても第三者の目線で確認してもらうと、盲点だった問題を発見できることも。
ビジネスに精通している人や起業経験がある方にビジネスプランを見てもらえるとよいでしょう。
方法2.小さく始める
起業する際、いきなり大きく始めようとすると失敗しがちです。大きくビジネスをすると、その分、毎月の支出も大きくなります。
まずは、小さくビジネスをスタートし、徐々に規模を大きくしていく方法もあります。副業から始めたり、週末起業から始めてもよいでしょう。
方法3.資金力をつける
起業するためには、多額の資金が必要になることが多いです。不足の出費など、運転資金をショートさせないためにも余力を持った資金でビジネスをスタートさせたいですね。
方法4.出資者を見つける
起業する人に出資してくれる個人や法人います。有名なのはベンチャーキャピタルです。
ビジネスに出資してくれる人を見つけられるか、探してもよいでしょう。出資者がいるということは、ビジネスが成功しそうだと期待されている裏返しでもあります。
ベンチャーキャピタルによっては、出資だけでなく、アドバイスや人を紹介してもらえるところもあります。
方法5.ビジネスコンテストに出てみる
出資者を見つけることに似ていますが、ビジネスコンテストに出場する方法もあります。
ビジネスコンテストではビジネスモデルをプレゼンし合い、その中で最良なビジネスモデルを表彰します。
場合によっては高額な優勝賞金が出たり、スタートアップに関心を寄せている経営者や投資家にビジネスをアピールする機会にもなります。
まとめ
今回は起業に失敗してしまう原因と成功確率を上げるための方法をお伝えしました。起業するにはリスクが伴います。起業前に必ず、ビジネスプランを吟味しましょう。
また、成功する確率を高めるためには、事業内容の見極めや資金調達などの準備をしっかりと行う必要があります。