ガーデニングに向く、夏の花図鑑にもある植物
ガーデニングに向く、夏の花図鑑にもある植物
夏の花図鑑にも載っているお馴染みの花の中から、ガーデニングに向いているものを集めてみました。
どれも初心者でも育てやすい花ばかりですので、初めてのガーデニングにチャレンジしようという方は、ぜひ選んでみて下さい。
アガパンサス
アガパンサスは、図鑑でもよく目にする植物で、多年草であり、南アフリカが原産です。丈夫であるので、特に手をかけなくても毎年花を咲かせます。地面にしっかりと太い根を張り、花は紫がかった薄い青色です。ほとんど植えっぱなしでも育つので、公園にある花壇や庭によく植えられています。
大きさは、高さが30cmくらいの小型のものから、1mほどの大型のものまであり、花の形も花筒が細長いものから、短いさかずき状のもの、ラッパ状のものや、切り込みが入った星型のものなど変化に富んでいます。花の開花時期は、5月の下旬から8月の上旬で、性質は、年中葉が茂るタイプや、冬に地上の葉が枯れて休眠をするタイプがあります。
庭に植える他、鉢植えでも育つので、ガーデニングが初めてでも美しい花が期待できますよ。
アキレア
アキレアも多年草で、ノコギリソウの仲間です。北半球にはおよそ100種類が自生しています。草丈は、高山植物を思わせるような5cmくらいのものから1mほどの大型のものまであるようです。葉についても、緑、シルバー、フサフサした毛が生えているものなど様々な種類があります。比較的育てやすいので、公園の花壇や庭でよく栽培されており、中でも一般的なのは、セイヨウノコギリソウです。
ハーブとしても有名で、健胃作用などの薬効も知られています。野生種のものは、花の色が白や薄い桃色ですが、中には赤や黄色などもあるようです。
性質は、夏の多湿には少し弱いですが、寒さや暑さ、乾燥に強いので、乾かし気味に育てれば庭植えにも向きます。
アニスヒソップ
アニスヒソップは、先が尖った卵形のような葉で、香りがあり、そのままでも乾燥させてもハーブティーに使えます。花は、唇形花が長い花穂に沢山ついたもので、色は紫や白などです。蜜が多いので、ミツバチが集まりやすく、蜜源植物としても広く知られています。また原産地の先住民には、のどの薬としても古くから使われてきました。
花の時期が長く、茎が堅いうえに、姿も崩れにくいので、この植物も花壇植えに向いています。花の色や葉の香りを生かすには、ポプリにしたり、ドライフラワーにすることで長期間楽しめますよ。葉にはミントのような爽やかな香りがあるので、刻んで焼菓子に使ったり、花はがくから外してデザートに散らしてみたりと、色々な利用もできるハーブです。
アゲラタム
アゲラタムは、淡い青色の、ふんわりとした質感の花で清涼感があります。耐暑性が強く、庭植えや花壇などにも向く植物です。草丈は、15cmほどのものから80cm近くになるものがあり、花の色は青色の他に、ピンク色や白色も見られます。種類は、矮性種と高性種があり、一般的にポット苗として出回っているものは矮性種で、高性種に比べると丈が低いです。高性種は、背丈や葉が大きいですが、花の大きさは矮性種とあまり変わりません。花壇などに植える際には、相性のよいマリーゴールドなどと組み合わせるとよいでしょう。花の時期は、5月から11月までと長く、初心者にも育てるのが簡単です。また、ガーデニングの他にも切り花にしてフラワーアレンジメントなども楽しめます。