初心者でも簡単!夏に種をまくパンジー&ビオラで冬の花壇を華やかに!

2019年10月20日

まだまだ暑い8月ですが、冬枯れの寂しい庭を少しでも華やかにするため、年内から開花するお花の種をまくシーズンです。

パンジーやビオラは本来秋まきが一般的で、春にお花を楽しむ品種なんです。でも、少し早めの残暑の時期にまくことで、年内から咲かせることもできるんですよ。

お花が少なくなる冬にカラフルな花を咲かせてくれるパンジーやビオラは貴重なお花ですね。

しかも育て方が簡単で、ガーデニングを始めたばかりの初心者にはピッタリなお花なんです。

パンジー&ビオラ

ビオラの画像です

パンジーとビオラの違いは花の大きさ。育て方に違いはありません。

5cm以上の大きな花を咲かせるのがパンジー、5cm以下だとビオラと思えばわかりやすいでしょう。

パンジーの画像です

また、パンジーは花が大きくて華やかですが一株に1~2輪、ビオラは一輪は小さいものの多花性なので一株に沢山の花を咲かせます。

そこで、両方の良いとこどりをした、花の直径が4cmくらいで沢山の花をつける新品種も開発されているんですよ。

苗で購入する人も多いですが、苗で売られている種類はほんの一部。もっとカラフルな沢山の種類があるので、種をまいて自分好みの色や形のパンジー&ビオラを咲かせてみましょう。

 

種をまきましょう!

パンジーやビオラを年内に咲かせるには、お盆明けから8月末頃までに種をまきましょう。

※種は、まくまで冷蔵庫で保管して下さい。暑い時期に常温で置いておくと発芽しにくくなります。

【用意するもの】

◆パンジーやビオラの種

◆種まき用土

◆トレイ・・・トレイは穴があいていて水が溜まらないもの。市販のセルトレイや卵の容器に穴をあけたものなど、小さく小分けされているものがおすすめです。

セルトレイの画像です

①、トレイに土を入れる

②、種を1粒1粒重ならないようにおく

※小分けされていないトレイの場合は、できれば1.5cm程の間隔で。種が小さくて大変ですが、ここは頑張って!

③、種が見えるくらい薄く土を被せる

④、霧吹きなどで土を湿らせる

土を使わないピートバンにまく方法もあります。場所を取らず清潔感があるのがメリット。

ピートバンの画像です

 

ワクワク発芽まで

種まき後は風通しの良い日陰で管理するようにしましょう。できれは、直射日光の当たらない室内に置くのがおススメです。

発芽までは土が乾かないようにするのがポイント。じょうろなどで水やりをすると種が流れ出てしまう危険があるので、霧吹きで優しく、土がしっかりと底まで濡れるように水を与えましょう。

 

芽が出たら

発芽後は十分に日光があたり、風通しの良い場所に移動させます。

ただ、この時期はまだ日差しが大変強い日もあります。一度に室内から外へ出すと環境の変化が大きいので、時間を少しずつ延ばすようにして外の環境に慣らしていってくださいね。

 

あまり沢山発芽しているようでしたら、適当に間引きます。気温が高い昼間に水やりをすると根が傷むので、発芽後の水やりは朝か夕方に。

本葉が3~4枚出てきて根がトレー内いっぱいにまわったら地植えか鉢に植え替えます。

パンジーやビオラは日光が当たらないと育ちにくいので、日当たりの良い場所で育てましょう。

 

鉢や花壇でのお手入れ

ビオラの画像です

【水やり】

鉢の土が乾燥したときに、鉢の底から流れ出るほどたっぷり水やりをします。地植えなら水やりの必要はありません。

初心者で失敗しがちなのが、水のやりすぎで枯らしてしまう事。パンジーやビオラは少し乾燥気味で育てるのが花を長く楽しむコツですよ。

また、冬は気温が上がりはじめた午前中に水やりをしましょう。夕方以降では、水が凍ってしまい根を傷めて枯らす可能性があります。

【肥料】

パンジーに追加の肥料はほどんど必要ありません。

【花がら摘み】

花を咲かせたままにしておくと実(種)をつけ、栄養がそこに集中してしまうので、少しでも元気のない花をみつけたら、「花がら摘み」を定期的に行いましょう。花をつけている茎を根本からひねるように摘み取るのがコツです。

傷んだ葉も同様に摘んであげると、他の花に栄養を分け与えることができますよ。

 

初心者でも簡単に育てられるパンジー&ビオラで、冬のお庭を華やかに飾ってくださいね。