色だけで人の心が動く?!色による心理効果とは
色で人の心が動くことは、学問としてはまだまだ未解明な部分が多いものの、誰もが効果を感じるところです。
本記事ではそれぞれの色がどのように心理的な効果があるか紹介します。
人の印象は色で変わる?色には心理効果がある?
人と会う時に、相手の服装が全身「黒」や「こげ茶色」だった場合、あなたはどんな印象を抱きますか?
一方で、相手が赤いジャケットに黄色いズボンを履いてきたらどんな印象になるでしょう?
明らかに「黒」「こげ茶」の人とは違う印象を持つでしょう。
つまり色には心理効果があるのです。
主なカラーが与える効果や印象
それでは、具体的に各色がどんな効果や印象を与えるのか順番に見てみましょう。
レッド
レッドは見るものを興奮させます。
活気があふれるイメージも。
また禁止標識等に使われることから注意をひく効果もあります。
オレンジ
オレンジは躍動感をイメージさせます。
また、果実にオレンジのものがあることから、食欲増進の効果も。
レッドやイエローほどどぎつく感じないのも良い点です。
イエロー
イエローは蛍光ペンに使われることから、大事なものと印象付けられます。
また、花の色にもイエローが多いことから、生命の誕生のイメージも。
グリーン
グリーンは草木が持つイメージから、落ち着きやリラックス、癒やしにうってつけ。
日本語ではグリーンを表すのに緑、深緑、黄緑などのバリエーションがあり、重要視していたことがわかります。
ブルー
ブルーは水や空の色なので、見ていると落ち着いてくる効果が。
イエローやレッドが警戒の色ならブルーは安心感を持っています。
都心の駅ホームではブルーの照明で自殺者を減らす実験も始まっているのです。
パープル
パープルは高貴さを印象づけます。
昔の日本では、紫色の衣服を着られるのは高貴な身分の者だけに許されていたことも影響がありそうです。
現代ではお寺や神社でも紫の幕を見かけることがあります。
ブラック
ブラックは高級感をもたらします。
「黒塗りの高級車」などと言われているのもそのせい。
ただし冷たい印象や暗い印象も持っています。
ブラックホールなど、不安を感じる要素も。
ホワイト
ホワイトは美や潔白、清潔感を印象づけます。
対面する仕事で白のワイシャツやブラウスが好まれるのもこのため。
絵画で天使が着ている服もほとんどが白。
まとめ
色は、人の心に働きかけ動かします。
それぞれの色が持つ効果を覚えておくと、相手に与える印象をコントロールできるでしょう。