ボードゲームのマンカラとは?考えることが好きな人におすすめの頭脳ゲーをご紹介

2021年2月16日

子どもから大人まで楽しむことができるボードゲームの一つが、マンカラです。一見難しそうにも見えるマンカラですが、ルールはとてもシンプルで小さな子どもでも楽しめます。

そんなマンカラの特徴や遊び方などを、簡単に見ていきましょう。

マンカラとは?

マンカラとは、ボードの中に作られたポケットの中に入っている「おはじきのような石」を移動させていくゲームです。紀元前4000年頃から遊ばれている世界最古のゲームの1つとしても知られています。

マンカラの起源はアフリカとされていますが、紀元前1400年頃にはエジプトでも遊ばれていたという記録があります。それ以外にも、東南アジアやヨーロッパなど様々な場所で、親しまれているゲームとしても有名です。そして、現在でも世界各地で親しまれるゲームの一つとなっています。

 

世界中に広まる中で数々の派生ゲームが登場し様々な名称で呼ばれていますが、その中でも特にベーシックなものがマンカラです。マンカラの語源は、アラビア語の『動く』です。一見シンプルでありながらも戦略性が高く、頭を使うことも多いため知育玩具の1つとして人気になっています。

さらに、脳の活性化に繋がるゲームとして介護業界などでも注目を集めています。勿論、大人が楽しむボードゲームとしても人気です。

元々はボードと石などを使って遊ぶゲームですが、最近ではアプリやテレビゲームという形でも楽しめます。道具を用意しなくても、気軽に遊べるようになり、日本でも身近なゲームの1つとなってきています。

マンカラの遊び方は?

世界中で遊ばれているマンカラですが、日本ではあまり馴染みのないゲームの1つです。一度もその名前を耳にしたことがないという人もいるでしょう。

さらに「名前を聞いてもボードを見てもどんなゲームか全くイメージできない」「動くところを見てもルールが全く分からない」という人も多いでしょう。

そんな人でもマンカラの遊び方やルールが分かるように簡単に説明をしていきます。ルールを知れば、誰でも気軽にマンカラを楽しめるようになります。

遊べる人数

マンカラは基本的に2人で遊ぶゲームなので、1対1で勝負をする形となります。個人戦だけでなくチーム戦が行われることもありますが、マンカラを使った勝負自体は1対1で行う流れが一般的です。

チーム戦の場合は個人戦を繰り返し、勝利数の多いチームが勝利となる形が多くなっています。誰かと協力をしてゲームを進めていくという形になることは殆どないため、マンカラを始める時には自分で戦略を組めるようにしておくと良いでしょう。

1対1で勝負を進めていくマンカラは総当たりのリーグ戦のような形だけでなく、トーナメント戦など様々な形で楽しむことができます。大人数で勝負をする際には、参加人数に合わせて最適な形を選択すると良いでしょう。

マンカラのシステム

マンカラで必要となるのは「6個の穴が2列並んだボード」と「おはじきやビー玉などの石」だけです。
ゲームに使う石はおはじきなど綺麗で見た目の良いものでなくても構いません。重要となるのはゲームに必要な石の数が揃っていることで、個数さえ揃っていれば色や形はどんなものでも良いことが、マンカラの特徴です。

ボード自体も、専用の物を使わなければいけないという決まりはありません。必要な穴があれば良いため、あるもので代用をすることも可能です。市販のマンカラは、穴がくり抜かれた木製のボードが使われることが多くなっていますが、長いままや折り畳み式などその形状は様々です。

どんな形でも、必要な数の穴と石があればマンカラを楽しめます

マンカラの遊び方

マンカラは対戦相手との間に6個の穴が横に並ぶようにボードを置き、12個の穴に4個ずつの石を入れた状態からスタートします。そこでじゃんけんをして、勝った人が先攻です。

先攻の人は自分側の陣地の中から好きな場所を選び、そこに入っている石全てを取り出し、その穴から反時計回りに取った石を一つずつ落としていきます。

端にある自分の陣地に石を落とし、超えたら相手側の穴へと進みます。最後の石が自分の陣地に落ちた場合は、違う穴から石を取りまた落とすことができます。石を落とすことができるのは自分の陣地のみで、相手の陣地には落とせません。

交互に石を落としていき最終的に陣地に入った石の数で得点を競うゲーム、それがマンカラです。

先攻後攻が入れ替わりながら石を移動させていく中で、穴に入った石の個数も変わっていくことになります。

勝つためには、効率的に自分の陣地に石を落とすことを考えながら、石を動かしていくことが重要です。石を動かし、陣地に集めるだけのシンプルなゲームでありながら、脳にも良いと言われるのは、こうした戦略性も求められるためです。

手作りマンカラで楽しもう

マンカラを楽しむためには、ボードなどを購入しなければいけないと考える人もいるでしょう。しかし、市販のマンカラを購入しなくても、身近にある物でマンカラを手作りをすることも可能です。

卵パックや牛乳パックを使えば材料費がかかることもありませんし、子どもでも簡単に作ることができます。気軽にマンカラに挑戦をしてみたいという場合は、身の回りにある物を活用して、マンカラを作ってみると良いでしょう。

材料

マンカラで必要となるのは、動かすための石と、その石を入れておく穴です。木のボードでゲームを行うことが多いマンカラですが、石を入れることができれば木のボードでなくても問題ありません。

普段であれば、ゴミとして捨ててしまう卵パックや牛乳パック、空き缶なども加工をすればマンカラのボード代わりとなります

牛乳パックの場合はパックを輪切りにして四角い枠を12個作り、並べて使うと良いでしょう。

空き缶の場合は底の部分をカットして裏返して並べるようにすれば、缶の切り口で手を切ったりすることなくゲームを楽しめます。

作った穴の大きさに合ったおはじきやビー玉、小石などを準備すれば、気軽にゲームを楽しむことができるでしょう。

マンカラを手作りする際に選ぶ素材は人によって様々です。紙コップなどを使う人もいれば、編み物などで繰り返し使える物を制作する人もいます。

手軽にマンカラに挑戦してみたい時は、代用可能な素材探しから始めてみると良いでしょう。

作り方

卵パックでマンカラを作る場合は、まず12個の穴を確保するところから始めましょう。10個入りの卵パックの場合は、そのままでは5個の穴が2列となり、マンカラには使えません。

マンカラをするためには、穴が6個ずつ並ぶように組み合わせていくことが大切です。綺麗な見た目に仕上げたいのであれば、10個入りの卵パックを2つ用意することがおすすめです。

横に3つの穴が並ぶ場所でカットしたパックを2つ並べ、パックの間をテープで固定すれば6個の穴が2列並ぶことになります。石を集める陣地は、紙コップや折り紙、牛乳パックの底などを活用して作っておくと、ゲームを進めやすくなります。

卵のパックのカットを手軽にしたい場合は、6個入りのパックを2つ繋ぐ方法も有効です。そして、4個以上入れても問題がないサイズのおはじきなどを48個用意すれば、すぐにマンカラを始めることができます。

卵パックを使ったマンカラであれば、子どもでも手軽に作ることができるでしょう。

まとめ

世界中で愛されているボードゲームの一つがアフリカ発祥の『マンカラ』です。石と、その石を入れる穴などを用意すれば、いつでも手軽にゲームを楽しむことができます。

日本ではあまり馴染みがなく、難しいのではないかと考える人もいますが、取った石を反時計回りに穴の中に落としていくだけと、ルールはとても単純です。より多くの石を陣地に入れて勝つためには戦略も必要となるため、子どもから大人まで飽きずに楽しめるゲームとなっています。

そのため知育玩具として使われているだけでなく、介護施設などでも導入されることが増えてきています。専用のボードなどが必要というイメージもあるマンカラですが、卵パックなどを使って手作りをすることも可能です。

 

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