意外と知らない冬の季語を紹介!意外なあのワードも冬の季語!

2020年9月18日

俳句や連歌で必要不可欠な季語。季節を表す言葉として知っているとなにかと役立つ季語ですが、俳句に慣れ親しんでいらっしゃる方でも知らない季語があったりします。そこでここでは意外と知らない、冬の季語をいくつかご紹介していきます。

冬の季語らしくないものも意外とある?

雪や氷、大寒、スキーなどすぐに冬だとわかる季語はたくさんありますが、知らないとなかなか気づかない冬の季語も存在します。

特にポインセチアや甘藷の花など、植物に詳しくなければそれが冬の植物だと気付かないようなものもあるというわけです。それ以外にも意外と知らない冬の季語、ここではいくつかご紹介していきます。

ラグビー

今年ものすごい勢いで人気となったラグビー。2019年はラグビーワールドカップがありましたので大変な人気となりました。そしてラグビーといえば何となく夏とか秋の季語ではないのか?という方もいらっしゃるのですが、ラグビーも実は冬の季語なのです。

昔からラグビーに関する俳句は多く創作されていますが、昨今のラグビーブームによって今日に至るまで、新たな一句が登場し続けています。

有馬記念

毎年冬に行われる有馬記念。こちらも冬の季語となっています。有馬記念という文字数からしても、俳句に使いやすいワードではないでしょうか。毎年様々なドラマが生まれる有馬記念。

一つとして全く同じレースになるということは考えられません。全ての有馬記念にドラマがあるわけです。そんなドラマを切り取って俳句を作ってみるというのも良いのではないでしょうか。

社会鍋

最近はあまり見かけなくなりましたが社会鍋というものが昔はありました。年末に、いわゆる歳末助け合いのような形で寄付を募るものですが、この社会鍋も冬の季語として知られています。

水餅

水餅といえば、最近では「水信玄餅」のような透明のトゥルンとしたスイーツを思い浮かべますが、お餅を水に漬けて保存する水餅もあります。

つまりこの場面で使われる水餅というのはいわゆる保存食というわけです。冬場は餅を水につけて保存したりしたことから、水餅というキーワードは冬の季語として使われています。お若い方ほど、この水餅をご存知ないケースが多く、意外と知らない冬の季語です。

まとめ

このように意外と知らない冬の季語。冬の季語には思えないようなこんなキーワードも最近は冬の季語として親しまれているのですね。

特に植物については春や夏の季語ではないか?と思われる方も多いのですが、冬にこそ親しまれる植物などもあり、また寒さに強い植物もありますので、冬の季語にも植物を使うことが一部可能というわけです。

こういったキーワードを織り交ぜつつ、豊かな俳句表現ができますように。

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