会社で使える!上司・後輩・同僚に使える気づかいフレーズ集

会社とは仕事をする場ですが、そこで必要とされるのは仕事の実務的な能力だけではありません。会社もまた共同体のひとつであり、そこでの人間関係の醸成が大事な場でもあります。

そのような場において、上司や後輩、同僚が仕事をして当たり前、などと考えてはいけません。いつでも相手を気づかう気持ちが大切です。

一方で、会社では、その相手との関係性によって適切な気づかいフレーズというものも変わってきます。

そこで今回は、会社で使える気づかいフレーズを、それを伝える相手との関係性ごとに集めてみましたので、それを紹介していきます。また、ビジネス敬語における重要なポイントについても解説します。

会社で使えるフレーズ集~上司編~

まずは、会社での上司に向けた気づかいフレーズを紹介します。ポイントは「家族や友人などに普段使う言葉とは違う言葉づかいを自然に使いこなせるかどうか」です。

かしこまりました

上司からなにか仕事を頼まれたときや、会議や出張などの日程・日時を伝えられたときには「かしこまりました」というフレーズで受けるのが最適です。

家族や友人など親しい間柄であれば、「わかった」「わかりました」などを使うシチュエーションでこの言葉がすっと出てくると、好印象です。

「承知しました」「了解しました」も悪くはありませんが、どんな上司にも良い印象を残すフレーズとしては「かしこまりました」が最もおすすめです。

申し訳ございません

仕事でなにかミスをしてしまったなど、上司に謝らなければいけないときには「申し訳ございません」が最適なフレーズです。

家族や友人などならば、「ごめんなさい」「すいません」などを使うところですが、上司が相手ならば、これらの言葉ではくだけすぎと言えます。場合によっては、上司の怒りが増してしまうことも考えられます。

謝意をさらに強調したければ「大変」や「本当に」といった言葉をフレーズの先頭につけましょう。

恐れ入ります

仕事の面で助けてもらったり手伝ってもらったとき、自分のために時間を使ってもらったときなど、上司にお礼の気持ちを伝えたいときには、この「恐れ入ります」というフレーズが最適です。

家族や友人に対してならば、このような場合「ありがとう」「助かりました」といったフレーズを使うところですが、上司に対してならばこのフレーズを使うと、印象が良くなります。

社会人にとって、誰かが自分のために時間を割いてくれるというのは、なによりありがたいことです。その感謝の思いをこのフレーズに乗せましょう。

会社で使えるフレーズ集~後輩編~

次に、会社での後輩に向けた気づかいフレーズを紹介します。ポイントは「後輩に気遣わせないちょうどいい温度感の言葉」です。

ご苦労様でした

後輩が頼まれていた仕事を終えたときなどに、労いの気持ちを伝えたいときには、「ご苦労様でした」というフレーズを使いましょう。

ともすれば、会社の後輩はまだ仕事に慣れていないかもしれません。そんな彼らにとって、自分の取り組んだ仕事が評価に値するのか不安を抱えていることもあります。

仕事への詳細な評価はのちにするとして、まずは労いの言葉として「ご苦労様でした」と伝えることで、先輩としての信頼度も上がるに違いありません。

頭が下がります

後輩が高く評価できる仕事を成し遂げたときや、後輩が自分の仕事を助けてくれた時などには、賞賛や感謝の気持ちを込めて、このフレーズを使いましょう。

後輩からしてみれば、自分の先輩からあまりにへりくだって褒められたり感謝されたりすると、逆に居心地が悪くなりかねません。

あくまで先輩という立場から、でも賞賛や感謝の気持ちはしっかり伝えたい……そんなときにこの「頭が下がります」は最適です。

お疲れ様でした

後輩が一仕事終えたとき、あるいは退社するときなどには、「お疲れ様でした」というフレーズで気づかいましょう。

形骸化した言葉に思うかもしれませんが、やはりシンプルに疲れているときに、「お疲れ様」と言ってもらえるのは、嬉しいし心がほぐれるものです。

明日からの仕事への活力のためにも、声をかけていきましょう。

会社で使えるフレーズ集~同僚編~

次に、会社での同僚に向けた気づかいフレーズを紹介します。ポイントは「親しき仲にも礼儀あり」です。

遅くまで仕事をお手伝いしてくれてありがとう

同僚に自分の仕事を手伝ってもらったときには、このフレーズです。

親しい同僚だから手伝ってもらって当たり前、などとは決して思ってはいけません。同僚もまたあなた同様大事な時間があり、それを使って手伝ってくれたならば、その感謝の気持ちを率直に伝えましょう。

また、同僚だからこそ、形式的なお礼ではなく、具体的に何が嬉しかったか、助かったかを伝えるように心がけましょう。

いつも頼りにしています

同僚とは、同じぐらいの時間をその職場で過ごしてきた仲間であり、同志のようなものです。そんな相手に対しては、このフレーズを伝えていきましょう。

一般的に人は頼りにされることが嬉しいものです。それは、人の手助けができている喜びであり、自己承認欲求が満たされる喜びでもあります。

「いつも頼りにしています」というフレーズでお互い支え合っていきましょう。

申し訳ないけれど、◯◯をお願いしてもいいかな?

同僚に何か仕事を頼むときには、このフレーズです。

ポイントは「申し訳ないけれど」という言葉と「いいかな?」という疑問形。

ここまでに何度も書きましたが、同僚にとっても時間は重要。親しい間柄でも、その時間を使わせるお願いをするときは、お詫びの気持ちと、相手に断る余地を与える言い方が大事になります。

ためになる知識!ビジネス敬語で大事なポイント

ここでは、ビジネス敬語での大事なポイントについて説明します。ポイントは次の3つ「二重敬語を使わない」「名刺の使い方に気をつける」「どの立場でも敬語は綺麗に」です。

二重敬語を使わない

二重敬語とは、同じ種類の敬語を二つ重ねて使ってしまう(例えば、尊敬語を重ねてしまう)ことを指します。丁寧に言おう、失礼のないようにしようという思いが強いほど、うっかりやりがちです。

「丁寧さが増して良いんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、過剰な丁寧さで逆に無礼(慇懃無礼と言います)に感じる人もいますし、正しい敬語を知らないと見なされてしまいます。

二重敬語の文例としては、「〇〇さまがお書きになられます」といったものが考えられます。この場合は「お書きになります」「書かれます」と修正しましょう。

名刺の使い方に気をつける

言葉で気をつけていても、行動でよくない印象を与えるのはビジネスシーンではよくあります。その中でも特に名刺の扱い方には気をつけましょう。

名刺に関するマナーは数多くあるのですが、基本的なマナーとして、次の4つは最低限覚えておいてください。

・両手で扱う

・文字が隠れないように端を持つ

・折り曲げたり、汚したりしないようにする

・相手の名刺は胸より上の位置で扱うことを心掛ける

どの立場でも敬語は綺麗に

立場によって使う敬語は異なってきますが、どのような立場に自分が立っていたとしても、綺麗な敬語を使うように心がけましょう。

敬語については、慣れの面も大きくあります。家族や友人の間ではほとんど使ってこなかったものだから、最初は不慣れなものです。自然な感じで使えるように場数を踏んでいきましょう。

まとめ

今回は、会社で使える気づかいフレーズを、それを伝える相手との関係性ごとに集めて紹介してきました。また、ビジネス敬語における重要なポイントについても解説しました。

形の上での言葉遣いも大事ですが、それ以上に大事なのは、相手を気づかう心です。どのような言葉を使えば、相手のその思いが伝わるか、考え続けていきましょう。