お金をかけない掃除方法8選!家計も時間も同時に節約できる裏技をご紹介
家族が集まるリビングや、毎日使うお風呂やトイレはいつもキレイにしていたいもの。掃除が行き届いた清潔な空間にいると、それだけで気分がいいですよね。
しかし、掃除のために洗剤や道具を買い集めようと思うと、お金がかかってしまいます。
お家をキレイに保ちたいけど、家計の節約もしたい。そんなあなたのために、今回は身の回りのものを使って簡単にできる掃除方法を8つご紹介します。
お金をかけずに掃除をするための心構えからしっかりお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
お金をかけない掃除の極意とは?
まず最初に、お金をかけずに掃除をする「極意」をお伝えしておきましょう。
以下の3つのことを意識しておくと、掃除にかかるお金だけではなく時間や労力も節約できるようになります。
- 毎日こまめに掃除をする
- 掃除する前にキレイにしたい場所を書き出す
- 使う洗剤は3種類にしぼる
では、それぞれのポイントをご説明していきます。
毎日こまめに掃除をする
お金をかけずに掃除をしたいなら、毎日気がついたときに少しずつ掃除をするようにしましょう。
仕事に育児に追われて忙しい日々を過ごしていると、部屋の掃除はつい後回しにしてしまいがちです。しかし「いつかやらなきゃ…」と思いながらもつい放ったらかしにしてしまうと、ますます汚れがひどくなってしまうことも。そうなると普通の掃除では汚れが落ちず、専用の洗剤や道具を買わなくてはなりません。
上手な掃除のコツは、まず汚さないこと。
そもそも汚れが気にならなければ、掃除をしようとは思いませんよね。つまり、汚れが目立ってくる前にこまめにキレイにする習慣をつけていれば、大がかりな掃除をする必要はないというわけです。
また、お部屋を汚さないためには物を必要以上に増やさないことも大切です。お部屋に物があふれていると、汚れもたまりやすくなってしまいます。
片付ける場所が決まっている物は、必ずそこにしまいましょう。そして、収納できるスペースよりも物が多くなったときには、不要な物を捨ててバランスをとるようにします。
掃除する前にキレイにしたい場所を書き出す
掃除をしようと思っても、どこから手を付けようかと悩んでしまうと、なかなか行動に移せません。掃除をするときは、まず先に掃除したい場所をリストアップするところから始めましょう。
リストアップのポイントは、できるだけ細かく書き出すこと。「玄関」「トイレ」「寝室」「ベランダ」といったように掃除したい場所を書き出してから、さらに細かく絞り込んでいきます。
たとえば、玄関と一口に言っても、掃除したい場所はたくさんあるでしょう。ドアやたたき、靴箱、さらには靴箱の中の上段下段と、分けようと思えばいくらでも細かくなるはずです。
こうして細かくすればするほど、一箇所のお掃除は数分で終わる簡単なものになります。日々のスキマ時間でササッとキレイにすることもできるので、掃除の負担を一気に軽減できるでしょう。
使う洗剤は3種類にしぼる
キレイにしたい場所にあわせて専用の洗剤を買っていると、買い足すたびに家計と収納が圧迫されてしまいます。場所や用途別の洗剤を用意するのではなく、幅広い使い方ができる洗剤を厳選しましょう。
実は家庭内の汚れというのは、以下の3タイプの洗剤があればほぼ落とすことができます。
【クエン酸】
水アカや石鹸カス、トイレの尿汚れなどアルカリ性の汚れはクエン酸を使うとキレイに落とすことができます。最近は100円ショップでも販売されており、値段もリーズナブルです。
【セスキ炭酸ソーダ・重曹】
油汚れや皮脂汚れ・手アカなど酸性の汚れにはセスキ炭酸ソーダや重曹が効果的です。どちらも成分としてはほぼ同じですが、セスキ炭酸ソーダのほうが水に溶けやすく洗浄力が強いという違いがあります。
【中性洗剤】
家庭内の汚れの多くは水拭きだけでも十分きれいになりますが、軽い汚れは中性洗剤を含ませると効果的です。
この3つを用意するだけなら、置く場所にも困りませんよね。
お金をかけずに家中ピカピカ!節約お掃除術7選
さて、ここからは洗剤や道具にお金をかけることなく、ご家庭にあるものを利用してお掃除をする方法をご紹介します。
不用品や食材の使い端など、家の中にはお掃除グッズとして活躍してくれるものがたくさんあります。意外な使い道や効果がわかると、さっそく試してみたくなるでしょう。
どれも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
古いTシャツをウエス(使い捨て雑巾)にする
クローゼットやタンスの中に、もう着なくなった服やタオルはありませんか?
もし捨ててしまうのなら、捨ててしまう前にウエスとして再利用しましょう。使いやすいサイズにカットすれば、拭き掃除が気軽にできるようになります。
使い捨てできるので洗って干す手間もかかりませんし、水道代の節約にもつながります。時間がある時に、カットしたものを何枚か用意しておくと良いでしょう。
古い歯ブラシは隙間掃除に
使い古した歯ブラシも、捨てる前にお掃除グッズとして再利用ができます。
歯ブラシの小さなヘッドは、サッシや排水溝、フローリングの隙間など、細かい場所に大活躍。そのままだと使いにくい場合は、毛を短くカットするとゴシゴシこすりやすくなるでしょう。
また、サッシのような細い直線部分を掃除する時は、歯ブラシの先端を曲げると使い勝手が格段に良くなります。熱いお湯にしばらく歯ブラシをつけておくと、軽く力を入れるだけで簡単に曲げられますよ。
柔軟剤でホコリを防ぐ
床や家具にいつの間にかたまってしまうホコリは、お洗濯の時に使う「柔軟剤」で対策ができます。
ホコリがくっついてしまう原因は「静電気」。柔軟剤を溶かした水で拭き掃除をすることで、静電気の発生を抑えてホコリがつきにくくなるのです。
掃除した直後はお部屋の香りも良くなって、より清々しい気分になれるでしょう。
使い古したストッキングをハンディワイパーとして利用
古くなったり穴があいてしまったストッキングを使って、お手製のハンディワイパーができます。
衣類をクリーニングに出した時にもらえる針金ハンガーで細長い輪を作り、使わなくなったタオルや雑巾、Tシャツなどの布きれを巻きつけ、その上からストッキングを被せれば完成です。
ストッキングの摩擦で発生する静電気がホコリを吸い寄せてくれるので、狭い部分に溜まったホコリをキレイに除去できます。
みかんorレモンで電子レンジを磨く
市販の洗剤の中にはみかんやレモンなど柑橘類の成分が含まれたものが多くありますよね。実は柑橘類の皮には、油汚れを分解して落としやすくしてくれる成分が含まれているのです。
もちろん、ご家庭で食べ終わった後のみかんやレモンなどの皮を使っても、同様の効果を発揮します。汚れ落としだけでなく消臭効果もあるので、キッチンのお掃除にぴったりです。
やり方も簡単で、みかんまたはレモンの皮を1~2分ほど電子レンジで温め、ウエスで拭き取るだけ。汚れがひどい部分は皮で直接こするとスッキリ落とせます。
大根おろしの汁で窓ガラス掃除
大根おろしを作った時に出た余分な水分も、洗剤として活用しましょう。
大根に含まれる成分「ジアスターゼ」には洗浄・漂白効果があり、清潔な布に含ませて窓ガラスや鏡を拭くとピカピカの輝きを取り戻せます。
また、障子の黄ばみが気になる時も、大根の汁をしみこませてみましょう。漂白効果が期待できるので、張替えの手間を減らせるかもしれません。
アルミホイルでヌメりとり
お風呂やキッチンの排水口のイヤなヌメりは、発生してしまう前に対処しましょう。
方法は、排水口の中にアルミホイルを丸めたものを入れておくだけ。水が流れるたびにアルミホイルから金属イオンが発生し、雑菌の繁殖を抑えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はお金も時間もかけずにお家をキレイにする節約掃除術をご紹介いたしました。
スーパーやホームセンターには様々なお掃除グッズや洗剤が並んでいますが、家にあるものを上手に利用すればお金をかけずに家中ピカピカにすることができます。
とはいえ、汚れがひどくなると落とせない場合もあるので、汚れがたまらないように日頃からこまめに掃除や片付けをするという心がけも大切です。
汚れる前にキレイにする習慣をつけて、トータル的にお掃除コストを削減しましょう。