ビジネスでも使える、2月の時候の挨拶
2月といえば年度末である3月を前にして、何かと慌ただしい時期です。
場合によってはこのくらいの時期から、新しい年度にむけて引継ぎや情報交換が必要になってきます。
バタバタしていても簡単に利用できる2020年の2月の挨拶を紹介していくので、自分が使うパターンを決めちゃいましょう。
梅花の候、貴社ますますご清栄のことお慶び申し上げます
2月の挨拶に、どういう言いまわしを使えば良いか迷う人は「梅花の候」というあいさつがおすすめ。
「梅にうぐいす」という言葉があるように、梅の花は季語の中でも代表的です。
梅を使った挨拶文をつくってみました。
・梅花の候、貴社ますますご清栄のことお慶び申し上げます。
・梅の花が咲きはじめ、春の足音が聞こえてくるようです。
・梅の便りが聞かれるころとなりました。
2月の別名として「梅見月」や「初花月」とも呼ばれているため、2月の時候で使われやすい言葉です。
「梅」の成長と合わせて取引先の近況や自分の近況について触れると、クライアントとの距離が縮まります。
余寒の候、貴社いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。
2月4日が立春という、カレンダー上で季節が切り替わる日。
立春をすぎると季節は「春」といっても大丈夫なんです。
寒い日が続いているなら「余寒」や「春とは名ばかり」というキーワードをいれることが可能になります!
寒さが長引いている表現なので、体調を気遣う文言も一緒につけると好印象になりやすいですね。
寒さが厳しいときに使える挨拶をつくってみました。
・余寒の候、貴社いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。
・こよみの上では春になりましたが、余寒が厳しい日が続きます、体調にはお気をつけください。
・春とは名ばかりの気候ですが、いかがおすごしでしょうか。
注意してほしいのは、2月4日の立春をすぎてから使うというポイントです。
あくまでも「カレンダーの上では春なのに寒いんですよね」という表現なので日にちはしっかり見ておいてくださいね。
豆まきの掛け声と同時に、春の足音も聞こえてくるようです。
取引先の中でも、親しくしていただいた人へは2月のイベントを絡めた時候のあいさつも好印象になるはずです。
節分、バレンタインデー、建国記念の日、さっぽろ雪まつりなど地域性のあるイベントにも目をむけてみてください。
具体的な使い方はこちらです。
・豆まきの掛け声と同時に、春の足音も聞こえてくるようです。
・ふきのとうが見られるようになり、食卓も鮮やかになります。
特に親しいかたへのあいさつ文になるため使う人を見極めることが大事です。
しかし、北海道出身のかたへ、札幌雪まつりなどの時候の挨拶として利用すると好感度があがりますので一つ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
挨拶文で使うことができる表現は、二十四節季というものに深く関係しています。
2月には2月4日の立春があてはまります。
立春より前と後では表現方法が違うものになるので二十四節季についても確認しておくと分かりやすいです。
また「〇〇の候」のあとに続く「ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」といった文章は相手が個人か組織かでかわってきますので気をつけることをおすすめします。