最近人気の疾風ロンド・どのような話なのか分かりやすく解説します
疾風ロンドがシリーズ作品ということをご存知ですか?
- 映画化された疾風ロンドってどんな話し?
- 実際に読んでみて面白い?
こんなお悩みお持ちではないですか?
この記事では疾風ロンドを実際に読んでみた筆者が面白かった点やストーリーについて紹介します。
疾風ロンドの作品概要は?
著者は「ガリレオ」や「容疑者Xの献身」といったテレビドラマでも有名な東野圭吾氏。
疾風ロンドはスキー場を舞台とした、白銀ジャック、雪煙チェイスという2冊の本をあわせてシリーズ作品になっています。ちなみに疾風ロンドは2作目です。
シリーズ作品といっても、ストーリーが続いているわけではありません。お話はそれぞれの作品で完結しているので、疾風ロンドだけで楽しむことも可能です。
シリーズを続けて読んでいくと「あっ!この人、あっちの作品にもでてたよね?」というちょっとした発見が楽しめます。ここがファンにとって、たまらないポイントでもあります。
ストーリーのジャンルは長編ミステリー。
「あるもの」を巡って、スキー場を走りまわる話しになります。
また、ところどころで「はぁ?」や「おっさん」といった、若者言葉のような表現を使っているのがアンバランスで面白い!単調になりがちな序盤のストーリーも、トリッキーな雰囲気で楽しませてもらいました。
疾風ロンドの簡単なストーリーは?
疾風ロンドは序章で「あるもの」が隠されます。
隠されてしまったものを探して見つけ出すまでの物語なんです。隠されてしまった物の正体はすぐにわかりますが、序盤で重要だと思っていた人物がとんでもない事態に巻き込まれてしまいます。
場所のおおまかな特定も、物語の前半で終ってしまいますが折り返しにもなっていません。
「ここに隠されている」という状態から、更に登場人物がふえていくので覚悟をしておきましょう…!探している途中でとんでもないハプニングが起こったり、なにより最後の展開が予想外すぎて驚きました。
「えっ・・・?これで終わり!?えっ?」
という感じで終ったあとも終盤を読み返してしまいますよ。
疾風ロンドのおすすめポイント
印象としては登場人物が思っていたよりも多かった、といったところでしょうか。そしていろいろな人の視点へ物語の主観が切り替わるため、長編というよりも短編小説が繋がっているというイメージでした。
前半は登場人物が増えたり、グダグダしたやり取りが続くため正直、イライラした部分もあります・・・。
しかし、物語の後半になると出てきた登場人物たちのストーリーが繋がっていきスピード感がかなりでてきます。何度もページを戻してしまいました。ただ、点と点が繋がっていく感じは、たまらなく気持ち良い!
先を妄想したり考察したりすることが好きな人にはおすすめの小説です。
まとめ
いわゆる「お硬い」文章が苦手という人も、疾風ロンドは読んでいて楽しいと感じるでしょう。登場人物の年齢層もかなり幅広く話しにでてくる設備が、若者でも「ああ、あれのことかな?」と思えるものだからです。ぜひご一読を。