結婚祝いにどんな言葉を送る?そのまま使える文例集
春は別れの季節であるとともに出会いの季節ですね。
そんな出会いを迎えた二人にとってのゴールでもあり、またスタートでもある結婚。よく「ジューンブライド」などと言われますが、実際には春や秋が結婚には人気の季節です。
新たな門出を迎える二人には、それを祝した言葉を送りたいところです。そんな時にどんな言葉を送るのが良いのか、いろいろと悩みがちでもあります。
そこで今回は、結婚祝いに送りたいフレーズや、結婚祝いの言葉に欠かせないポイント、そして、結婚祝いに言葉を送る時にやってはいけないことについて説明していきます。
【そのまま使ってOK!】結婚祝いに送りたいフレーズ集
まずは、そのまま使ってもらってもOKな、結婚祝いにおくりたいフレーズをいくつか集めてみました。早速紹介していきます。
「結婚おめでとうございます!」
基本中の基本のフレーズです。結婚というものは基本的におめでたい行事。率直にそのおめでたい雰囲気を盛り上げる言葉として、これ以上シンプルかつ力強いものはありません。
結婚される方が、上司や先輩など目上の方の場合には「結婚」の前に丁寧語「ご」をつけて、「ご結婚おめでとうございます!」としましょう。
「末永くお幸せに!」
こちらも基本のフレーズです。「末永くお幸せにお過ごしください」の「お過ごしください」部分を省略しているフレーズと言えます。「お過ごしください」まではつけなくても十分にお祝いの気持ちは伝わります。
「末永く」は「これから先もずっと」という意味です。普段はあまり使わない儀礼的な言葉でもあるので、より特別なお祝い感が演出できるとも言えます。
「笑顔あふれるご家庭を築いて下さい!」
結婚というものが恋人同士のゴールなだけでなく、新たな生活、新たな家庭を築き上げていくスタートでもある、という想いを載せるフレーズとして、おすすめです。
どのような家庭が理想であるかは人それぞれですが、「笑顔があふれる」ということを避けたいカップルはいないものです。「笑顔あふれるご家庭」という誰もが間違いなく望むものを願うのは、お祝いの言葉としてピッタリです。
「◯◯さんのような仕事ができる方なら…」
結婚される方が上司や同僚の場合、その結婚という選択が誰にとっても良い選択であったという思いをのせたい時に使いたいフレーズです。
結婚には、愛情や思いやりももちろん大事ですが、現実の結婚生活を支えていくのはやはり経済力。結婚される方が「仕事ができる」人物である、という言葉を送ることは、その経済力がある人との結婚を祝うあらわれと言えます。
「先輩はいつも憧れの存在で…」
こちらは結婚される方が先輩の場合に、おすすめのフレーズです。
結婚される方が、どれほど素晴らしい人物であるか伝えたいところですが、その思いを簡潔に表す言葉はズバリ「憧れ」です。そこには仕事ができることや人間的に魅力があることなど、さまざまなプラスの情報を込めることができます。
結婚祝いの言葉には欠かせないポイントとは?
ここでは、定番のフレーズだけでなく、自分なりの結婚祝いの言葉を送りたい時に欠かせないポイントについて解説していきます。
ポイントは大きく3つ。「お祝いの気持ちが十分に伝わる」「尊敬の気持ちが伝わる」「プレッシャーになる言葉が入っていない」です。
お祝いの気持ちが十分に伝わる
まず何より大事なことは、お祝いの気持ちが十分に伝わるかどうか、です。多少つたない言葉でも、この気持ちさえ伝われば、結婚される方は嬉しいものです。
結婚というセレモニーに適したかしこまった言葉も大事ですが、自分のお祝いの気持ちを十分にのせたいならば、普段自分が使っている言葉づかいの延長でも結構です。
「おめでとうございます」だけでなく「自分のことのように嬉しいです」など、自分の気持ちに近づけた言葉を探してみましょう。
尊敬の気持ちが伝わる
人はどんな人を祝ってあげたいか。それは、好きな相手や尊敬できる相手です。その気持ちがないままに、いくらお祝いの言葉を送っても、空虚な言葉になってしまいます。
ですから、贈る言葉自体にも、尊敬の気持ちが伝わるものを取り入れていくと、よりお祝いの言葉に真実味が生まれます。
上司や同僚、先輩など、その人物が仕事や共同作業の中でどれだけ信頼できる人物で、どれだけ有能であるか、そしてそのことに尊敬の念を抱いているかを、言葉に込めましょう。
プレッシャーになる言葉が入っていない
ひと昔前の時代ならば、「元気な赤ちゃんを待っています」とか「これでお父さんお母さんの老後も安心ですね」などと言った言葉もお祝いの言葉たり得ました。
しかし、今は多様性の時代。どのようなスタイルの結婚生活を望んでいるのかは、そとからは簡単には判断できないものです。ともすれば、上述のような「ひと昔前のお祝いの言葉」はプレッシャーを与えるだけかもしれません。
赤ちゃんのことや居住スタイルのことについては触れない方が無難です。
これをやったらNG!結婚祝いのマナー
ここでは、結婚祝いでやってはいけないことについて説明します。儀礼的に感じたり、こじつけに思うかもしれませんが、お祝いの場ではこういったことも重要です。
句読点は使わない
「、」や「。」といった句読点を使わないようにしましょう。句読点は文章を「区切る」ものであり、「終わらせる」ものであることから、「切る」「別れる」「終わる」を連想させるためです。
あまりにも長い文章で句読点がないと読みにくくなりますので、文章自体もできるだけ簡潔に書きましょう。
文字を書く際は黒か紺色のボールペンで
文字で書く際には黒か紺色のボールペンを使いましょう。これは「正式な書類の記載は、黒か濃紺のペンで記載する」という社会常識に基づくマナーです。
ペンの種類には特にこだわらなくても大丈夫ですが、ボールペンや万年筆がおすすめです。
忌みことばもしくは重ね言葉は使わない
忌み言葉や重ね言葉は決して使わないでください。
忌み言葉とは、縁起が悪くて使うことが避けられる言葉のことです。例としては、「離れる」「別れ」「短い」「悲しい」「終わる」「閉じる」「絶える」「色褪せる」「途絶える」などがあります。終焉や衰退をイメージさせる言葉は総じて避けましょう。
重ね言葉は、言葉を二重に使うもの。普段は問題ありませんが、結婚祝いでは、再婚などを連想させてしまうため、避けられます。
例としては「重ね重ね」「再度」「しばしば」「皆々様」「次々に」「繰り返し」「何度も」などがあります。
まとめ
今回は、結婚祝いに送りたいフレーズや、結婚祝いの言葉に欠かせないポイント、そして、結婚祝いに言葉を送る時にやってはいけないことについて説明してきました。
言葉によるお祝いは、相手にとっても永く心に残るものです。あなたらしい素敵な言葉をぜひ送ってあげましょう。