【AIと人間の広告戦わせてみた】AI対おじさんライター|結局どっちが優れているの?

最近、AIライターの進化が話題となり、人間のライターに取って代わるのではないかという懸念がささやかれています。

筆者など、もうAIに仕事を取られるのではないかと毎日戦々恐々としている有様です。

しかし、果たしてAIライターと人間のライター、実際にはどちらが優れているのでしょう?

そこで本記事ではそれぞれの長所と短所を比較し、適材適所での利用を(我が身可愛さから)検討していきます。

一緒に、AIと人間が共存する未来のコンテンツ制作の在り方を探ってみましょう!

AIとおじさんライターに広告で戦ってもらいました

今回は企画として、AIとおじさんライターに「広告」で戦ってもらいました。

架空のイベント「天下一ラーメン武闘会」の開催告知と訴求を、AI・人間ライター(筆者)双方がやってみました。

ルールは以下のとおり。

  • このイベントは申込者限定で場所が告知される
  • Twitterやインスタなど、短い文章で訴求する(というテイ)
  • 全国から腕自慢のラーメン店主が大集合する、ということは必ず告知する

おじさんライターの訴求

まずはおじさんライター(筆者)の訴求です。

【目撃せよ!全国のラーメン店主が都内某所へ大集合】

2023年6月18日、都内某所でとある「極秘武闘会」が開催される。

「天下一ラーメン武闘会」。

全国から腕自慢・味自慢のラーメン職人が極秘裏に都内入り。

クローズド環境でその腕を振るい、文字通り天下一の称号をかけて競い合う。

激突する情熱!最高の味を決めるのは・・・申込みをした貴方だ。

参加チケット・詳細は以下から今すぐチェックだ。

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AIライターの訴求

では、AIの作品はどうでしょう。

今回はAIライター代表選手として「ChatGPT(4.0)」にご登場願いましょう。

指示は以下のとおりです。

天下一ラーメン武闘会という、日本全国で愛されるラーメンを提供する架空のイベントについてTwitter、インスタグラムで訴求したいです。2023年6月18日(日曜日)、東京都内某所でシークレット開催。全国各地の腕自慢たち(ラーメン店の店主)が集まるイベント。という情報を基に短い訴求文章(ただしCVしそうなもの)を書いて下さい。

この結果、以下の仕上がりとなりました。

一発ドンでこれはすごい仕上がりだと思います。きちんと絵文字も入っています。

ですが・・・こう、何かもうちょっとラーメン勝負ということで、ケレン味というか、ガンコ感がほしいところ。

そこで、以下の指示を加えたところ出てきたのが2発目のアイデアです。

・・・テイスト問題もありますが、個人的にはこのまま出稿してもいいのでは?と思うような仕上がりでした。

いま、生成AIは、ここまで来ています。

AIライターと人間のライター、どちらが優れているのか?

AIと人間のライターは、それぞれどのような特徴があり、どのような長所や短所があるのでしょうか。

まずは、AIライターとは何なのか、そして人間のライターの特徴について検証していきます。

【そもそも】AIライターとは何か?

AIライターとは、人工知能(AI)を利用して文章やコンテンツを自動生成する技術のことを指します。

近年、AI技術の発展により、より自然な文章が生成されるようになっています。

特に2023年はAIライティング元年といっても過言ではないほど、この分野において大きな進展が見られました。

現在もOpenAIのGPT-3.5turboやGPT-4、さらに他社からも大規模な言語モデルが次々登場している状況です。

人間のライターの特徴

一方、人間のライターは独自の視点や感性を持って記事を執筆することができるという点で他に類を見ない存在です(そりゃそうだ)。

また、読者のニーズや興味に合わせて柔軟に内容を変えることができるのも、人間ライターならではの強みです。

クライアントが黒を白といったら、その通りに書くことが出来るのが人間のライターです。いいですね?(必死のアピール)

AIライターと人間ライターの対決の意義は?実際、意味はある?

それぞれの長所と短所を比較することで、どのように適切な使い分けができるのかを検討することが重要です。

AIライターと人間ライターはそれぞれ異なる特性を持っていますので、どちらが優れているか一概には言えません。

しかし、それぞれの長所を活かすことで、より質の高いコンテンツ制作につなげることができるでしょう。

AIライターの長所と短所

実際のところAIライターは、これまでにない生産性や効率性を持ち合わせていますが、一方で創造性や感情表現などの課題も抱えています。

この章では、AIライターの長所と短所をそれぞれ詳しく解説し、今後のAIライティングの可能性について考えていきます。

AIライターの長所

まずは、AIライターの持つ魅力的な長所について見ていきましょう。

1.大量の記事を短時間で生成できる

AIライターは、一度に多くの記事を短時間で生成することができます。

例えば筆者は自分で記事を執筆する際、自慢じゃありませんがそれなりに筆の早いほうだと自負しております。

例えば筆者のパターンで見てみましょうか。

2000文字程度の原稿であれば、2時間もかからない程度で原稿を出すことが出来るわけですが、これはそれなりに速筆な部類に入ります。

ところがどっこい、AIの場合は5,000文字程度の記事を数分~10分足らずで出してきます。しかもAIだから誤字脱字も、ありません。

これは、人間のライターには逆立ちしたってできっこない、高い生産性を持っている証拠です。

企業やメディアがコンテンツを大量に必要とする場合には、AIライターが大きな助けとなります。

2.一定の品質を保ち、効率的に作業ができる

AIライターは、データやアルゴリズムに基づいて文章を生成するため、一定の品質を維持することが可能です。

つまりライターが疲れることもありませんし、ライターが深夜テンションで書いた記事が提出されてくることもありません。

AIライターの短所

次に、AIライターが抱える短所について詳しく見ていきましょう。

1.創造性や独自性に欠ける場合がある

AIライターは、既存のデータや情報に基づいて文章を生成するため、独自の視点や創造性が必要な場合には対応が難しいことがあります。

特に論述、著述、時流解説やエッセイなど主観的な文章を書く場合には、人間のライターによる執筆が望ましいでしょう。

そうじゃないと困ります。

2.ニュアンスや感情表現が苦手という側面

AIライターは、ニュアンスや感情表現がうまく伝わらない場合があります。

これは、文章に感情や心情を込めるのが難しいためです。

人間のライターが得意とする、読者の心をつかむような感情やニュアンスを含んだ文章を書く場合には、AIライターには対応が難しいことが多々あるでしょう。

人間のライターにはできないこと

最後に、人間のライターでは難しいとされる点についても触れておきましょう。

1.大量データをもとに、瞬時に最適な文章を生成する能力

AIライターは、大量のデータをもとに、瞬時に文章を生成することができます。これに対して、人間のライターは時間や労力をかけて文章を構築するため、AIライターに比べると劣ります。

2.一貫した品質の維持が可能

AIライターは、データやアルゴリズムに基づいて文章を生成するため、一貫した品質を維持することができます。

人間のライターは、状況や体調によって品質にばらつきが出る場合がありますが、AIライターにはその心配がありません。

これらの点から、AIライターと人間のライターは互いの長所と短所を補い合いながら、効果的なコンテンツ制作が求められるでしょう。それぞれの長所を活かした執筆が、今後のAIライティングの可能性を広げることとなるでしょう。

人間のライターの長所と短所

人間のライターが持つ長所と短所について詳しく見ていきましょう。それぞれの特徴を理解することで、AIライターとの協働や適切な使い分けが可能になります。

人間のライターの長所

まず、人間のライターの長所についてです。

人間のライターは、独自の視点や感性を持っており、魅力的な記事を書くことができます。独自の考えや経験をもとに、読者にとって興味深く価値のある内容を提供することができます。

また、人間のライターは、読者とのコミュニケーションを重視した内容を作成することができます。読者のニーズや興味、読む速度、店舗、温度感に合わせて柔軟に内容を変えたり、適切なタイミングで冗談の2~3発だってお茶の子さいさいです。

※なお、本稿執筆時点において、AIには「お茶の子さいさいです」なんて文末表現はなかなか書けないと思います。

人間のライターの短所

一方、人間のライターの短所についても触れておきましょう。

そりゃもう、たくさんあります。はい。

例えば、AIライターと比較して、記事の執筆に時間がかかる場合があります。

また、一度に複数の記事を同時に作成することは難しいでしょう。

また、品質にばらつきがある場合があります。

状況や体調によって書く文章の質が変わってしまうことがあります。

もうライターという生き物は、何なんでしょうかね。

こうして俯瞰すれば、とんでもない生き物に思えてきます。

これに対して、AIライターは一定の品質を保ち続けることができます。

AIライターにはできないこと

最後に、AIライターにはできないことについても触れておきましょう。

人間のライターは、感情やニュアンスを含んだ緻密な文章を構築することができます。例えば、人間の感情や微妙な表現を巧みに文章に織り込んで、読者に感動や共感を与えることができるでしょう。

笑わせる文章を作成することもできます。ユーモアや皮肉を用いて、読者が楽しく読めるコンテンツを提供できます。(筆者も自称、そのタチです)

さらに、SEOの観点から言えば、深度の深い検索意図を満たす情報の提供ができる点も、人間のライターにはできることの一つです。

最後に、いわゆる「アゲ・サゲ」のコントロールによる読者の心理誘導も、人間のライターならではの技術です。これにより、読者がストーリーに引き込まれやすくなるでしょう。

なお、個人的な見解を申し述べるならば、生成系AIは現在のところOpenAIのGPTシリーズがほぼ一強状態なのですが、日本語の学習量はいかほどか、といえば、実はそうでもありません。

例えば「掌(たなごころ)」という言葉には色々なニュアンスがあり、ライターもこうした単語・言葉を紡ぐことに矜持を見出す、あるいは持つところですが、AIはこのあたりを「手のひら」あるいは「パーム(英語のPalm=手のひらより)」と出力することが往々にしてあります。

AIライターと人間のライターの適材適所

AIライターと人間のライターは、それぞれが得意とする分野やタスクが異なります。

適切な使い分けによって、効率的かつ高品質なコンテンツ制作が可能となります。本章では、それぞれの適材適所について詳しく見ていきましょう。

AIライターが適している分野

AIライターは、一定の品質を保ちながら大量の記事を短時間で生成する能力があります。この特性から、以下のような分野ではAIライターが活躍することができます。

1.ニュースや情報発信が主体の記事

AIライターは、公開されている情報やデータをもとに、適切な文脈で整理し、迅速に記事を生成することができます。そのため、速報性が求められるニュース記事や、定期的に更新が必要な情報発信記事において、AIライターは有効です。

2.繰り返しや定型文が多い文章

例えば、天気予報や商品説明など、同じような表現が多く繰り返される文章では、AIライターが効率的に文章を生成することもできます。また、定型文をベースに独自の表現を加えることで、バリエーション豊かな文章を作成することも可能です。

人間のライターが適している分野

一方、人間のライターは独自の視点や感性を持って記事を執筆することができ、以下のような分野で優位性を発揮します。

1.オピニオンやエッセイなどの主観的な文章

人間のライターは、自分の意見や価値観をもとに、読者に訴えかける力のある文章を書くことができます。

また、自身の経験や知識を活かして、説得力のある内容を提供できるため、オピニオンやエッセイといった主観的な文章においては、人間のライターが適しています。

2.感情や体験を重視した内容

感情やニュアンスを含んだ文章や、個人の体験を元にしたエピソードなど、人間らしい要素が強い内容は、人間のライターによってより深みのある文章が書かれます。

3.SEOの観点から言えば、深度の深い検索意図を満たす情報の提供

検索ユーザーが求める情報を的確に捉え、深く掘り下げた内容を提供することが重要です。

人間のライターは、ユーザーのニーズを理解し、それに応じた柔軟な対応ができるため、SEO対策にも適しています。

両者の協力による効果的な活用

結論としてAIライターと人間のライターは、それぞれの長所を活かしながら協力することで、より効果的なコンテンツ制作が可能です。

例えば、AIライターによる下書き作成後、人間ライターがリライトを行うことで、効率的に高品質な記事が作成できます。また、人間ライターの柔軟な発想をAIライターにフィードバックすることで、AIライターの文章生成能力も向上するでしょう。

以上のように、AIライターと人間のライターが適材適所で活躍することで、効率的かつ高品質なコンテンツ制作が実現できます。今後も、両者の協働による新たな価値創出が期待されています。

AIライターと人間のライターの今後の展望

AIライターと人間のライターがそれぞれの持ち味を活かしながら、より一層の進化を遂げることが期待されています。今回の章では、それぞれの将来像について詳しく見ていきましょう。

AIライターの進化

AIライターは、近年急速に進化を遂げており、今後もより自然で魅力的な文章生成能力が向上していくことが予想されます。

また、感情表現やニュアンスの理解に関しても、新たな技術開発やアルゴリズム改善によって、さらに進化が期待されています。このような進化によって、AIライターが人間のライターと肩を並べる存在へと変わっていくことでしょう。

人間のライターの変化

一方、人間のライターにも変化が求められる時代が来ています。

AIライターとの協働によって、効率化が図られることはもちろんですが、それによって人間がどのような付加価値を提供できるのか、独自性や創造性がより一層重要になってくるでしょう。

また、感性や体験を活かしたコンテンツ制作や、読者との深いコミュニケーションを重視した執筆など、AIにはできない部分を積極的にブラッシュアップする必要があります。

未来のコンテンツ制作の在り方

今後、AIと人間が共存し、それぞれの強みを活かしたコンテンツ制作が進んでいくことが想定されます。

さらに、技術の進歩によって、新しい手法やツールが次々と登場し、コンテンツ制作の在り方自体が変わっていくことも期待されています。このような変化の中で、人間ライターはAIの進化に対応するだけでなく、自らも成長し続けることが求められるでしょう。

これらの展望を踏まえると、AIライターと人間のライターは、お互いの特性を活かしながら協力し合い、より質の高いコンテンツ制作を目指していくことが重要となります。そのためには、技術の進歩や新しい手法の開発に柔軟に対応し、常に自己改革を続けることが不可欠と言えるでしょう。

まとめ

本記事では、AIライターと人間のライターがそれぞれどのような長所・短所を持っているのか、そして適切な使い分けがどのようなものかを検討しました。

AIライターは、大量の記事を短時間で生成できる効率性や一貫した品質の維持が魅力ですが、創造性や独自性にやや欠ける部分があります。一方、人間のライターは独自の視点や感性で魅力的な記事が書け、読者のニーズに応じた柔軟な対応ができますが、効率性や生産性に劣ることがあるという短所があります。

結局、AIライターと人間のライターはそれぞれ異なる分野で活躍し、お互いの強みを活かしてコンテンツ制作に貢献できると考えられます。

今後、AIライターの進化が進むことで、より自然で魅力的な文章生成や感情表現やニュアンスの理解が向上することが期待されています。

同時に、人間のライターはAIライターとの協働による効率化や独自性や創造性の強化が求められるでしょう。そして、AIと人間が共存し、それぞれの強みを活かしたコンテンツ制作が進んでいくことが予測されます。

当サイトでは、今回取り上げたAIライターと人間のライターに関する記事の他にも、様々なコンテンツを用意しております。ぜひ、他の記事もお読みいただき、さまざまな情報を得ていただければ幸いです。