春夏秋冬の季語、今すぐ使いたいおしゃれなものをピックアップ!

2020年9月18日

俳句をはじめて、まずつまずくのが「季語のレパートリーが少ない」問題です。季語のレパートリーが少ないと、表現がマンネリになりやすくなりますよね。

そこで本記事では、オシャレな季語でちょっと変わり種のものを紹介します。

俳句には季語がつきもの

俳句は五七五と季語が入るシンプルな構造です。

でも、シンプルなだけにどちらも非常に大事な要素。

春夏秋冬の季語を美しく使い、豊かな俳句表現をしたいものです。ここでは今すぐ使いたいおしゃれな季語をピックアップします。

春の季語

春の季語に使える植物を紹介します。パッと情景を思い浮かべやすい季語が揃います。

<植物>

・梅(うめ)、桜(さくら)、木蓮(もくれん)、クロッカス、シクラメン、チューリップ、ヒヤシンス、ライラックまなど。

春の行事を季語に使うのもおすすめです。うまく使えば風情のある句がつくれます。

<行事>

・お水取り(おみずとり)、落とし角(おとしづの)、春日祭(かすがまつり)、針供養(はりくよう)

昔にはなかった言葉で季語に使えるものも紹介します。

身近に感じやすいのが特徴です。

<現代版季語>

・花粉症(かふんしょう)、ゴールデンウィーク、バレンタインデー

夏の季語

夏の植物で季語に使えるものを紹介します。夏は花も多いのですが、実は食べ物も多いのです。

<植物>

・青竹(あおだけ)、紫陽花(あじさい)、菖蒲(あやめ)、苺(いちご)、西瓜(すいか)、筍(たけのこ)、アマリリス、カーネーション、グラジオラス、サルビア、ハイビスカス、ラベンダー

昔になかったもので、夏をイメージさせる季語もたくさんあります。

どれもカジュアルな使い方が合いそうです。

<現代版の季語>

・アイスコーヒー、サイダー、サングラス、サーフィン、冷やし中華、ビーチパラソル、ビール、ラムネ

その他、夏ならではの季語もたくさんあります。

・カブト虫、金魚(きんぎょ)、水中メガネ(すいちゅうめがね)、夕立(ゆうだち)、浴衣(ゆかた)などです。

秋の季語

秋の季語に使える植物を紹介します。

花というより秋らしい食べ物が思い浮かびますね。

・無花果(いちじく)、栗(くり)、椎茸(しいたけ)、落花生(らっかせい)、コスモス、サフラン、ポインセチア

秋の季語を表す行事の季語も紹介します。秋はなんといってもお祭りが多いのです。

・阿波踊(あわおどり)、芋煮会(いもにかい)、エイサー、七夕(たなばた)、ねぶた、

べったら市(べったらいち)

最後に、秋ならではの季語を2つ紹介します。どちらもパッと秋が思い浮かぶのがポイント。

・案山子(かかし)、秋刀魚(さんま)

冬の季語

冬の季語に使える植物を紹介します。

冬は植物の季語が少ないですね。

・落ち葉(おちば)、枯れ草(かれくさ)

冬の季語で、昔にはなかったものを紹介します。

リズムの良い句にぴったりです。

・アイスホッケー、着ぶくれ(きぶくれ)、クリスマス、スキー、スケート、ストーブ、セーター、電気毛布(でんきもうふ)、ボジョレー・ヌーヴォー、マスク

そして、冬ならではの季語を紹介します。

雪や氷といったオーソドックスなものは省いています。

・牡蠣(かき)、玉子酒(たまござけ)

まとめ

季語は俳句にとって重要な要素です。

季語のレパートリーを増やして、豊かな俳句表現を身につけましょう。

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