新郎父の謝辞☆結婚式をビシッと締めるスピーチの例文

2020年9月23日

結婚式スピーチのイメージ画像です

親族代表の謝辞。

多くの場合、新郎の父がスピーチをすることになりますが、

披露宴の終盤に行われる大切なこの場面、ビシッと決めたいですよね。

今回は「新郎父のスピーチ」の構成と例文を、いくつかのポイントとあわせて紹介します。

スピーチの構成

スピーチは大まかに次の4つで構成します。

①自己紹介

②列席者へのお礼

③二人を見守るお願い

④締めの言葉

この流れさえ押さえておけば、恥ずかしい思いをすることはありません。

ただ、こうした ”かしこまった場” での言葉遣いは、

慣れていないとなかなかスムーズに出るものではありませんよね。

そこで、次の例文を参考にしてみて下さい。

 

自己紹介

まずは、自己紹介。

親族代表の謝辞は、新郎の父以外にも他の親族が述べる場合もあります。

列席者にわかりやすいように、新郎新婦との関係性とあわせて最初に自己紹介を入れましょう。

<例文>

・ただいまご紹介にあずかりました新郎の父、○○ ○○と申します。○○・△△家を代表いたしまして、お礼のご挨拶を申し上げます。

・新郎の父、○○ ○○でございます。僭越(せんえつ)ではございますが、両家を代表いたしまして、私から一言ご挨拶をさせて頂きます。

 

列席者へのお礼

つづいて、列席者へのお礼の言葉です。

この場に出席してくれたこと、祝辞を頂いたことへのお礼の気持ちを列席者に伝えましょう。

<例文>

・皆さま、本日はご多用のところ、二人のためにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。先ほどより新郎新婦に対し暖かい励ましのお言葉を頂き、心より感謝申し上げます。

 

・本日は、あいにくの空模様にもかかわらず、大勢の皆様にご臨席をたまわり深くお礼を申し上げます。今日の佳(よ)き日を迎えられましたことも、ひとえに本日お集まりいただいた皆様方のおかげであると、心より感謝いたします。

冒頭には列席者への気遣いの言葉を入れるといいでしょう。

真夏や真冬なら、「お暑い(寒い)中~」「暑さ(寒さ)が厳しい中~」など、臨機応変に。

 

また、新郎新婦を取りもつ媒酌人(ばいしゃくにん)がいる場合は、列席者への感謝の言葉の後に、媒酌人へのお礼も一言添えましょう。

<例文>

・皆様方にはご多用中にもかかわらず、新郎新婦のためにご列席たまわり、心よりお礼を申し上げます。また、□□様御夫妻には本日の媒酌の労をおとりいただき、誠にありがとうございました。

おめでたい場では避けるべき言葉、「忌み言葉」にも気をつけて!

忌み言葉は「分かれる」「切れる」のように別れや不幸を連想させる言葉や、「たびたび」「ひさびさ」といった重ね言葉など、色々あります。

とくにスピーチの冒頭で使ってしまいがちなのが 「お忙しい中~」という言葉。

「忙」という漢字も縁起が悪いとされています。

この場合は「ご多用中~」と置き換えましょう。

 

二人を見守るお願い

列席者に対し、若い二人へのこれからも変わらない支援・指導のお願いをしましょう。

<例文>

・本日、晴れて夫婦となった二人ですが、これから新しい家庭を築いていく道のりは決して平坦ではないでしょう。勝手なお願いではございますが、今後とも皆さま方のご指導・ご鞭撻(べんたつ)を賜りたいと思っております。

 

・まだまだ至らぬところばかりのふたりでございます。どうかこれからも温かく見守り、叱咤激励(叱咤激励)いただけると幸いです。

 

・本日、新しい人生のスタート地点に立ったふたりですが、親の目から見ればまだまだ未熟で心もとないものがあります。ぜひとも皆さまの変わらぬお力添えを頂戴したく存じます。

 

締めの言葉

おもてなしの不足を詫びる言葉を述べ、改めてお礼の言葉で締めくくりましょう。

<例文>

・本日は不慣れな宴席で、不行き届きな点もあったかと思いますが、何卒、お許し願います。
結びに、皆様のご健康とご繁栄をお祈り申し上げ、両家の挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。

 

・ご臨席の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。

 

・本日は慣れない宴席で、不行き届きの面もあったと思いますが、何卒おゆるしくださいませ。結びに、皆さまのご健康とご多幸を願いつつ、両家代表のごあいさつと代えさせていただきます。

 

最後をビシッ!と決めると、スピーチ全体が引き締まりますね。

 

新郎の子どもの頃のエピソードを織り込むのも◎

スピーチの中盤に、新郎の子どもの頃のエピソードなどを盛り込むと

列席者の感動を誘うことができるでしょう。

ただし、ほめ過ぎ・けなし過ぎ、話が長くなり過ぎは良くありません。

また、新郎の話だけでなく、新婦を紹介された時の印象など新婦についてもバランスよく触れるのがGood!

 

長すぎるスピーチはNG!カンペはOK!

披露宴では多くの人がスピーチをします。

あまり長々としたスピーチでは聞いている方も疲れてしまい、感動が薄れてしまうかもしれません。

ですので、新郎父の謝辞も3分程度にまとめるのが理想的です。

 

何を言うのか忘れてしまい、うだうだと時間が長引いてしまうのはみっともないので、

心配な時はあっさりとカンニングペーパーを使うことをおススメします。

この時の原稿は、きちんと便せんに清書したものを用意し、

気になる方は、ひとこと「大変恐縮ですが、用意したものを読ませていただきます」と言って謝辞を始めるといいでしょう。

 

飲みすぎに注意!!

新郎父の謝辞は披露宴の終盤です。

せっかく素晴らしいスピーチを用意していても、酔っ払ってろれつが回らないようでは困ります。

おめでたい席ですが、くれぐれもお酒の飲み過ぎには注意しましょう。

 

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