【パパママ必見】ボードゲームは教育にもおすすめ!子どもがゲームを通じて学べる力を紹介します
ボードゲームというと一昔前の遊びというイメージがありますが、ここ最近は在宅時間が長くなったことにより人気が再燃しつつあります。特に小さなお子さんのいるご家庭では、教育の一環としてボードゲームを活用しているケースも多いようです。
そこで今回の記事では、知育玩具としてのボードゲームの有用性やゲームを通じて学べることについて詳しく解説します。後半では家族で一緒に遊べるおすすめの作品もご紹介していますので、子育て中のお父さん・お母さんはぜひ参考にしてみてください。
教育にボードゲームは有効なの?
将棋界の若き天才・藤井聡太二冠も、幼い頃に夢中で遊んでいたというボードゲーム。この話題をきっかけに、ボードゲームに興味を持ったというお父さん・お母さんも多いのではないでしょうか。藤井二冠のお気に入りだった「CUBORO」は、長いこと品薄状態が続いていたといいます。
実際、ボードゲームには子どもの素質や才能を伸ばすのに役立つ様々な効果があることがわかっていて、海外では教育現場で積極的に活用されています。近年では日本でも子ども向けのボードゲームスクールが各地に開校し、塾代わりにお子さんを通わせているご家庭も増えてきているようです。
ゲームで遊ぶだけで教育になるのかと思うかもしれませんが、単に運による勝ち負けだけでなく展開に応じた戦略やプレイヤー同士のコミュニケーションが必要とされるボードゲームは、子どもにとっての「学びの宝庫」と言っても過言ではありません。
教育向けのボードゲームで学べること
ボードゲームは子ども達に、学校では教わることのない学びを与えてくれます。
一昔前までの教育は、とにかく学業成績が重要視されてきました。良い成績を取って良い学校に進学し、良い会社に就職すれば将来安泰だと考えられてきたからです。
しかし今は、大企業であってもいつ倒産するかわからない時代。勉強ができても幸せになれるとは限りません。ボードゲームには、そんな不安定な社会を生き抜いていくために必要な学びがたくさん詰まっています。
ここではボードゲームを通じて身につく3つの能力をご紹介します。
コミュニケーション力
複数人で一つのボード(盤)を囲んで遊ぶボードゲームは、他のプレイヤーとのコミュニケーションが欠かせません。ゲームを通じて様々なやりとりをすることで、子どもは社会性や人と関わる力を自然と身につけていくでしょう。
たとえば対戦型のボードゲームで勝つためには、他のプレイヤーの言葉や表情、仕草などから、次の展開を予測する必要があります。この経験を繰り返すことで、場の空気を読み解く力や人の気持ちを理解する力が養われます。
これらはいずれも社会生活を営むうえで必要となる能力であり、自分以外の他者と良好な人間関係を築くためには不可欠です。
総合的な思考力
ボードゲームの中には、他のプレイヤーより優位に立つための戦略性が求められるものも多くあります。どうしたら勝てるのか、その方法を模索しながらゲームを進めることで、自分の頭で考える力が身についていきます。
もちろん他のプレイヤーも同じように様々な作戦を実行してきますから、自分で考えたアイディアが必ずしも毎回うまくいくとは限りません。勝てないと悔しくて、泣いてしまう子もいるでしょう。
しかし、負けるということも子どもの成長には必要な経験です。なぜ負けてしまったのか、次はどうしたら勝てるのかを繰り返し考えることによって、将来的にビジネスシーンでも役立つ問題解決力が養われていきます。
なお、子どもが主体的に考える力を伸ばすには、一緒にプレイする大人があれこれ口を出しすぎないことも重要です。助言は最小限に留め、子どものプレイを見守りましょう。
チームワーク力
プレイヤー同士が協力してクリアを目指すボードゲームは、チームで動くために大事なことを学ぶ良い経験になるでしょう。
協力型のゲームは、最善の選択ができるようにプレイヤー同士で話し合いをしながら進めていきます。プレイヤーの人数が多いと、意見がぶつかり合うこともしばしばです。
そんな中で、子どもは集団で行動することの難しさに気付くでしょう。そして、自分はどう立ち回るべきなのか、チームを説得してまとめるにはどうしたらいいのかを考えることになります。
また、他のプレイヤーの意見や提案に耳を傾けることで、より広い視野を持ってゲームを進めることができるようにもなります。こうした経験は、自分の考えだけに固執しない柔軟性を身につけることにもつながるでしょう。
教育にも使えるボードゲームは?
ここからは子どもの教育におすすめのボードゲームをご紹介していきます。
子どもの教育には、開拓や経営などを疑似体験できるシミュレーション系のゲームがおすすめです。ゲームを通じて、社会の仕組みや生活に役立つスキルを学ぶことができます。
今回は大人も一緒になって楽しめる作品をピックアップしましたので、ぜひご家族で遊んでみてください。
おすすめ①キングドミノ |
ドイツでゲーム大賞を受賞した、2017年のヒット作品です。プレイヤーは一国一城の主となり、土地や建物が描かれたタイルを並べて自分好みの王国を作っていきます。簡単なルールでありながら戦略的な要素も多く、大人も繰り返しプレイしたくなるゲームです。 |
おすすめ②カタン |
無人島を舞台にプレイヤー同士が開拓を競うゲームです。サイコロを振って出た目に応じた資源をもとに自分の土地を広げていきますが、必要な資源が揃わない時は他のプレイヤーと資源を交換できます。交渉力が戦況を左右するため、コミュニケーション力が養われます。 |
なお、ボードゲームは他にも様々な種類があります。当ブログでも多数ご紹介していますので、ぜひゲーム選びの参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?今回はボードゲームが子どもに与える様々な効果や、教育向けのおすすめ作品をご紹介しました。
ボードゲームを通じて身につく社会性や思考力は、お子さんの今後の学校生活のみならず、社会に出てからも大いに役立ちます。楽しく遊びながら成長できるという点も、ボードゲームの魅力です。
家庭教育の重要性が見直されつつある今、ボードゲームは知育玩具としても需要が高まってきています。ぜひお子さんと一緒に、好みのゲームを見つけてプレイしてみてください。