【ボドゲ紹介】大人数で楽しめるボードゲーム18選
「流行は時代とともに繰り返す」とはよく言ったものですが、ゲーム業界では今まさにボードゲームの人気が再燃しつつあります。
昨今の社会情勢の影響によって自宅で過ごす時間が長くなったことをきっかけに、家族で安全に楽しめる遊びの一つとして注目が高まっているのです。
そんなボードゲームにこれから挑戦してみたいという方のために、今回はおすすめの18タイトルを一挙まとめてご紹介します。
年末のイベントにもぴったりな大人数で盛り上がれるゲームをピックアップしていますので、ぜひみんなでプレイしてみてください。
すごろく系ボードゲーム5選
まず最初にご紹介するのは「すごろく系」ボードゲームのおすすめ作品です。
家族が集まるイベントでは昔から大定番のすごろくゲームは、サイコロを振って盤上を進むだけのシンプルなルールでありながら、到達したマスによっては予期せぬハプニングが発生するなど”何が起こるかわからない”面白さがあります。
ここでは子どもから大人まで集まって楽しめる人気作品を5タイトル集めました。いずれもドキドキ・ワクワク感を楽しみたい方におすすめです。
海底探検
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「海底探検」は世界累計で20万部を突破、ゲームマーケット大賞を受賞した大人気作品です。プレイヤーは潜水艦に乗り合わせた探検家となって、海底に眠る財宝を探索します。
しかし、酸素ボンベはたった一つしか用意されておらず、全員で共有です。一人でも無謀なことをすると、全員の命があぶなくなってしまいます。対戦ゲームでありながら協力プレイの要素もある、奥深いゲームです。
【ルール説明】
サイコロを振ってコマを進め、他のプレイヤーよりもたくさんの宝を持ち帰ることを目指します。裏にしたチップをつなげて道を作ったらサイコロをふって進み、止まった場所のチップを拾うか拾わないかを選択します。
チップの裏には得点が書かれていて、奥に進むほど高得点となりますが、チップを拾うと酸素も減るリスクもあるので注意が必要です。
潜水艦に帰る前に酸素がゼロになると獲得したすべてのチップを失うため、慎重に判断しなくてはなりません。一方、あえてチップを拾いまくって酸素を減らし、他のプレイヤーを妨害することもできます。シンプルながらも戦略性が問われるゲームです。
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
灯台の明かり
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「灯台の明かり」は河口から川の上流にある港まで船団を進めていくゲームです。船は航路にある灯台の明かりがないと、前に進むことができません。
迫りくる嵐に追いつかれてしまうとそれ以上は前に進めなくなり、嵐が港に到達する前にできるだけ多くの船を進めることができるかが勝敗のカギとなります。
相手の船の進路を灯台で照らさないように妨害しながら、自分の進路を確保する戦略性が必要となります。コンポーネントが立体的かつ鮮やかで視覚的にも楽しいゲームです。
【ルール説明】
プレイヤーはそれぞれ5隻の船を所有し、船を進めるための指示が書かれた3種類のカードを持って灯台の明かりがあるところを目指していきます。各プレイヤーの順番が一巡すると嵐がやってきて、追いつかれた船はそれ以上進めなくなってしまいます。
嵐が港まで到達した時点でゲームが終了となり、各プレイヤーが所有しているすべての船の位置により得点を競います。船が港に近い順に点数が高く、もっとも得点の高いプレイヤーが勝ちとなります。
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 25分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
それはオレの魚だ!
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「それはオレの魚だ!」は2006年に日本ボードゲーム大賞(海外ゲーム・入門者部門)を受賞した人気作品で、発売から10年以上たった今も愛され続けている名作です。
プレイヤーはペンギンとなり、氷の足場をピョンピョンと動き回って魚を捕り合い、その数を競います。
個性的なポーズをしたペンギンのコマはとても可愛らしく、眺めているだけでも楽しくなります。近年は完全日本語のポケット版が登場したことで、より手軽に遊べるようになりました。
【ルール説明】
最初に魚が描かれたタイルを並べてペンギンたちの足場を作ります。プレイヤーは自分の手番がきたら自分のペンギンを一羽だけ動かすことができます。
ペンギンが移動するとその場所のタイルは氷が解けてなくなり、プレイヤーはタイルに書かれた魚の数を得点として獲得することができます。
氷が解けた場所は進めなくなってしまい、ゲームが進行するにつれてペンギンたちの足場はどんどん狭くなっていきます。氷をうまく解かして他のペンギンの動きを封じることで自分を有利にするなどの戦略も必要で、プレイヤー同士のかけひきがよりワンパターンな展開にはならない面白さが魅力です。
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
三人の魔法使い
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「3人の魔法使い」は、みんなで協力してゴールを目指す協力型のすごろくゲームです。プレイヤーは魔法学校の生徒となり、夜中にこっそり抜け出して市場へ遊びに出かけます。探しにやってきたおばけ先生につかまらないように、全員が学校に戻ることができたらゲームクリアです。
子どもたちが主役のほのぼのとしたゲームかと思いきや、スピードを上げて追いかけてくるおばけ先生に思わずドキドキ!程良い刺激が大人をも夢中にさせる作品です。
【ルール説明】
プレイヤーは自分の手番がきたら3つのサイコロを同時に振ります。次にカードをめくり、サイコロの目に描かれた絵と同じだったらもう一度カードをめくることができます。サイコロとカードの絵が一致した回数だけ自分のコマを進めましょう。
手番が一巡したら、おばけが動き出します。最初は1歩ずつですが、どんどんスピードが増していきます。また、サイコロやカードにもおばけの絵が描かれており、これが出てもおばけが進んでしまいます。1人でもおばけに追いつかれてしまったら、そこでゲーム終了です。
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 6歳以上 |
ドラゴンクエストボードゲーム スライムレース
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「ドラゴンクエストボードゲーム スライムレース」は大人気RPGゲーム「ドラゴンクエスト」に登場するカジノを舞台にしたスライムレースが楽しめます。ドラクエファンなら一瞬でハマること間違いありません。
子どもでもできる簡単なルールでありながらギャンブル要素も含み、大人もつい夢中になってしまうゲームです。
【ルール説明】
プレイヤーは足の速さの違うスライムから1位と2位を予想してベットしていきます。手番ごとに引き当てたカードの効果に従って、スライムを前進させることができます。
カードの引きは完全に運ですが、一発逆転系カードも何枚か入っているのでドラマチックな展開になることもあります。レースを繰り返してポイントを増やしていき、目標ポイントにもっとも早く到達したプレイヤーが勝利です。
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 9歳以上 |
正体隠匿系のボードゲーム4選
続いては「正体隠匿系」のおすすめボードゲームをご紹介します。
「人狼ゲーム」に代表される正体隠匿系ゲームは、自分の正体を見破られないように偽りつつ相手の正体を見抜いていくというもので、時に激しい議論や騙し合いに発展することも。
プレイヤーの数が多くなるほど難易度が上がり、日常ではなかなか味わうことができないスリル満点の駆け引きを楽しめるのが魅力です。
そんな正体隠匿系ゲームの中でも、特に人気の4タイトルをピックアップしました。
ワンナイト人狼
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「ワンナイト人狼」は人間サイドと人狼サイドに分かれて「村人の中に紛れ込んだ人狼を見つけ出す」という正体隠匿系ゲームです。
わずか10分で決着がついて司会者ナシでゲームが進行するようにアレンジされており、大人数はもちろん3人からでもサクッと遊べる手軽な人狼ゲームとして話題になりました。
「超人Ver.」や「モンスターVer.」などもあり、通常版と組み合わせて遊ぶのもおすすめです。
【ルール説明】
その名のとおり、夜と昼を1回ずつ終えたらゲームが終了です。「人間チーム」が人狼を処刑したら勝利で「 人狼チーム」は処刑されなかったら勝利となります。
人狼役は自分の役職を偽ったりして、他のプレイヤーを騙して間違った方向に誘導したりすることができます。村人役は、会話の中からウソを見破って人狼を見つけ出さなければなりません。村人サイドには怪盗と占い師がいて、それぞれ特殊なアクションをおこすことが可能です。
プレイ人数 | 3~7人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
犯人は踊る
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「犯人は踊る」は、プレイヤー同士が目撃情報を相談しながら犯人の所在を推理していくカードゲームです。1枚の犯人カードが、プレイヤーからプレイヤーへと渡っていく中で、最後に犯人のカードを持っている人を当てます。
ゆるいタッチで描かれたカードのイラストが可愛らしく親しみやすいので、正体隠匿系ゲームの初心者にもおすすめです。プレイヤーが多いほど推理する過程が盛り上がります。
【ルール説明】
最初に配られた全員の手札の中に1枚だけ犯人カードがあります。この犯人カードを持っている人を当てられれば勝ち、逆に当てられてしまうと負けとなります。
プレイヤーは手番ごとに手札を1枚出し、そのカードに書かれた効能を使うことができ、犯人カードをうまく他のプレイヤーの手元へ渡らせつつその居場所を探っていきます。
プレイ人数 | 3~8人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
スコットランドヤード東京
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「スコットランドヤード東京」は頭脳派ゲームとして有名な「スコットランドヤード」の東京マップ版で、なじみのある東京の街中を逃走している怪盗の行方を推理・追跡するゲームです。
東京版ではビギナーズルールが加わったので、従来のスコットランドヤードよりも難易度が低く、小学生の子どもも遊べます。推理と心理戦が楽しめるほか、東京の街を知っている人なら「これはヒルズの辺りかな?」「国技館も怪しい!」など臨場感あふれる追跡が楽しめるでしょう。
大都市を舞台に繰り広げられるかくれんぼや鬼ごっこといった雰囲気で、つい何度でもプレイしたくなること間違いなしです。
【ルール説明】
プレイヤーのうち1人がMr.X役となり、他のプレイヤー扮する刑事から逃げ切りを図ります。
Mr.X役は紙に居場所を記しながら「交通手段チケット」を使って東京の街中を移動し、連続移動ができる「ダブルムーブチケット」や刑事たちに移動手段がバレない「ブラックチケット」を駆使して姿をくらますことができます。
刑事たちにとって手がかりとなるのは移動手段だけで、捕り逃さないように自分たちもチケットを使ってMr.Xを追いつめます。
プレイ人数 | 6人 |
プレイ時間 | 60分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
目撃者たちの夜
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「目撃者たちの夜」は、遠く人里離れた山奥の洋館で起こった殺人事件を題材としたゲームです。プレイヤー達は物語の設定に沿って、互いに目撃情報を報告し合いながら殺人鬼を推理していきます。
シンプルな正体隠匿系ゲームでありながら、全員が何らかの情報を持っているため、やがて誰の証言を信じて良いかわからなくなることもあります。プレイヤーの心模様によって後のストーリー展開が大きく変わる楽しさがあり、何度でも繰り返しプレイしたくなる味わい深い作品です。
【ルール説明】
自分の手番が回ってきたら、他のプレイヤーから回ってきた人物カード1枚と山札から引いた人物カード1枚のうち、1枚を自分の手元に残し、もう1枚を隣のプレイヤーに渡します。
カードを手渡すときに「殺人鬼は○○のほうへ行きました」「目撃したのは本当です」などと嘘を述べて他のプレイヤーの心理をかき乱すと面白くなります。
カードが行き渡ったら全員でどの人物カードがどこに移動したのか、目撃情報を交換し合って殺人鬼の所在を推理していきます。殺人鬼をボイラー室に追いつめれば客人の勝利となり、殺人鬼がボイラー室にいない場合は殺人鬼+共犯者の勝利です。
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
点数で勝敗を競う系のボードゲーム4選
続いてご紹介するのは「得点で勝敗を競う」タイプのボードゲームです。
最近は誰かと勝ち負けを競うことをやめようという風潮が生まれつつありますが、ボードゲームの醍醐味といえばやはり勝利の喜びを味わえること。特に戦略がうまくハマったときの達成感はひとしおです。
反対に負けると悔しさがこみ上げ、勝つまで何度でもトライしたくなるのもまた一つの楽しさと言えるでしょう。
ここでは子どもも大人も一緒に勝負を楽しめるゲームを4タイトル集めました。
ニムト!
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「ニムト」は1994年にドイツゲーム大賞を受賞した大人気カードゲームです。原題の「6 Nimmt!」はドイツ語で「6枚取れ!」という意味で、ゲーム中にペナルティーとして「マイナス点」となるカードを6枚も取らされてしまうことがあります。
子どもでもプレイできる簡単なルールながらも予想がつかないハラハラ・ドキドキの展開が楽しく、プレイヤーの数が多いほど戦略や読み合いが難しくなっていきます。
誰がどんなカードを出すかわからないので、深く考えず完全に運だけで勝負できるのも同作の面白さの一つです。ボードゲーム初心者から経験者が一緒になって楽しめるという点では、かなり優秀なゲームと言えます。
【ルール説明】
ランダムに選んだ4枚のカードをセッティングします。プレイヤーは10枚の手札から1枚選んで一斉に出し、配置ルールにしたがって4つの列にカードを並べます。
「①小さい数字カードから配置する」「②出したカードよりも小さいの横に置く 」「一列にならべるのは5枚まで」。6枚目を並べてしまった人はアウトとなり6枚すべてのカードを取らなくてはなりません。
手札がすべてなくなったら1ラウンド終了で、何ラウンドか繰り返して誰かが-66点に達した時点でゲーム終了となります。そのときにいちばんマイナス点が低い人が勝利です。
プレイ人数 | 2~10人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
カタンの開拓者たち
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「カタンの開拓者たち」は世界中で2000万個以上の販売数を誇る超大ヒットゲームです。プレイヤーは大航海時代に発見されたカタンという無人島を舞台に土地の繁栄を競い合います。
20ヵ国語以上の翻訳版が発売されており、日本でも人気です。通常は3~4名でのプレイですが、2人用の特別ルールもあり、さらに5~6人用の拡張セットが販売されています。
【ルール説明】
最初にタイルを並べて島を作り、プレイヤーはそれぞれ拠点を構えます。自分の手番が回ってきたらサイコロを振り出た目に応じて産出される資源を獲得しながら組み合わせて開拓を進めていきます。
必要な資源が入手できないときは他のプレイヤーと交換することもでき、積極的にコミュニケーションをとることでゲームが有利に進めることができます。開拓の度合いが得点に反映され、最初に10点を獲得したプレイヤーが勝利となるゲームです。
プレイ人数 | 3~4人(拡張セットで最大6人) |
プレイ時間 | 60~90分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
カルカソンヌ
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「カルソンヌ」はドイツのHans im Glück Verlag社から2000年に発売されたボードゲームです。ドイツゲームの2大賞(ドイツ年間ゲーム大賞大賞・ドイツゲーム大賞1位)を獲得した人気作で、シリーズ化もされています。
プレイヤーは都市や道が描かれたカードを地図のように広げ、そこに持ち駒を配置して土地の所有権を主張し、得点を競い合います。シンプルなルールながらも戦略性があり、なおかつ「タイルの引き」という運要素も適度に必要な奥深いゲームです。
【ルール説明】
プレイヤーは自分の手番がきたら裏向きに積んである地形タイルを引くことができます。タイルには道や建物の絵柄が描かれており、その絵がうまくつながるように配置し、人型の駒(ミープル)を使って自分の領地であることを主張していきます。
ミープルを配置した場所が完成すれば得点が入り、自分の領地を広げていくだけでなく、相手が領地を広げるのを阻止するなど、戦略は人それぞれです。知的要素に運要素が適度に絡んで、上級者でも飽きずに楽しめます。
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 35分 |
対象年齢 | 7歳以上 |
宝石の煌めき
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「宝石の煌めき」は、ドイツで「年間ゲーム大賞2014」にノミネートされた人気ゲームです。国内では2015年に日本語版が発売され、たびたび売り切れとなっているロングセラー作品でもあります。
プレイヤーはルネサンス時代の宝石商となり、資金を使って鉱山や職人を確保していきます。最終的に貴族たちの名声をもっとも多く獲得した人が勝利するというシンプルなルールながらも、プレイヤー同士の駆け引きが楽しいゲームです。
カードの絵柄が美しく、宝石トークンもしっかりとした作りで、コンポーネントの充実度も魅力なデザインとなっています。
【ルール説明】
ゲームでは「得点カード」「宝石チップ」「貴族タイル」の3つを使用します。宝石は得点カードを買うためのお金です。得点カードにはレベルがあり、レベルが高いほど購入が難しくなりますが、上位のカードほど多くの点数を獲得することができます。
自分の手番が回ってきたら「宝石を獲得」「得点カードを購入」「得点カードを予約」のうちいずれかのアクションをします。予約は他のプレイヤーが買おうとしているカードを確保して妨害したいときにも有効です。得点カードには次回購入時の割引ボーナスがあり、これを効率よく集めていくことでゲームを有利に進めることができます。
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
有名キャラクターとのコラボが魅力のボードゲーム5選
最後にご紹介するのは、有名キャラクターとのコラボレーションが魅力のボードゲームです。
自分が好きなキャラクターが活躍するゲームは、ボードゲームで初めて遊ぶ人でも親近感が持てるでしょう。キャラクターが登場するアニメやマンガ、オンラインゲームなどの世界観がまるごと踏襲されているものも多く、原作が好きな人ならつい引き込まれてしまいます。
ここでは特にファンの多いキャラクターが登場する5タイトルをピックアップしました。
デスノート人狼
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「デスノート人狼」は、週刊少年ジャンプの大ヒット作品『DEATHNOTE』のストーリーで楽しむ人狼ゲームです。殺人能力をもつノートを手に新世界の神になろうとする主人公・キラ(夜神月)チームと、警察を率いてそれを阻止しようとするLチームに分かれて対戦します。
実際に名前を書けるノートが付属しており、キラ役になるとDEATHNOTEのワンシーンを再現しているかのようなドキドキ感が味わえます。マンガの1コマが描かれたカードも原作ファンには嬉しいポイントです。
【ルール説明】
プレイヤーは自分の手番になったら山札からカードを1枚引き、手札から1枚カードを使います。カードには様々な効果があるが、ゲームのカギとなる「逮捕」や「デスノート」のカードはLまたはキラだけしか使うことができません。
プレイヤー全員の手番が一巡するごとに「裁きの時間」が訪れ、キラが「デスノート」のカードを持っていた場合はプレイヤー1人を裁くことができます。
名前を書かれた人はゲームから脱落し、最終的にキラチームがLチームを全滅or一人にすれば勝利で、Lチームはキラを逮捕すれば勝利です。
プレイ人数 | 4~6人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
ソードアート・オンライン ボードゲーム ソード・オブ・フェローズ
(出典:Amazon)
【ゲーム概要】
一世を風靡した大ヒットコンテンツ「ソードアート・オンライン」のボードゲーム版です。原作のライトノベルは、宝島社「このライトノベルがすごい!」で史上初の2連覇を達成し、今もなお根強いファンがいます。
3階層で構成された仮想世界「アインクラッド」を舞台に、プレイヤーはキリトやアスナに扮して敵や障害をソードスキルで撃破。互いに協力してアインクラッドの最上層を目指します。各階層では原作に登場するボスキャラが登場することもあり、ファンなら思わず熱中してしまうゲームです。
なお、同作品の世界観を踏襲したボードゲーム版のデザインは「ラブレター」や「R-Rivals」などで人気のカナイセイジ氏が担当しています。
【ルール説明】
登場するキャラクターは「キリト」「アスナ」「シリカ」「リズベット」「クライン」「エギル」の6人。最大4人でパーティーを組んでアインクラッドに挑んでいきます。
プレイヤーは手番がきたら連携相手となるプレイヤーを一人指名し、二人で攻撃を行います。プレイヤーは「メインダイス」を、連係相手のプレイヤーは「サポートダイス」をシナリオカードに指定された数だけ振り、キャラクターごとに設定されたソードスキルを出目にあわせて発動して攻撃を行っていきます。
シナリオをクリアするとキャラクターのレベルが上がり、より強力なスキルが使えるようになります。
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
ポケモンババ抜き
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「ポケモンババ抜き」はカードゲームの大定番「ババ抜き」がポケモンキャラとともに楽しめます。ゆるいタッチで描かれたキャラクターたちが可愛らしく、オリジナルのルールも相まって子どもはもちろんポケモンファンの大人もつい夢中になってしまいます。
ババ抜きに飽きたら「神経衰弱」のように絵合わせゲームも楽しめます。
【ルール説明】
基本的なルールはトランプを使ったババ抜きと同じです。右隣のプレイヤーの手札からカードを1枚引きますが、本作ではこのときにカードに描かれているキャラクターの鳴き声を真似します。
ピカチュウなら「ピ~カ~!」ゼニガメなら「ゼニゼニ!」。つまり何のカードを引き当てたのか、他のプレイヤーにわかってしまうわけです。もちろん”ババ”のゲンガーを引いたときも「ゲ~ンガ~!」と叫ぶ必要がありますが、特殊効果が書かれているカードがあれば展開を大きく変えることもできます。
プレイ人数 | – |
プレイ時間 | – |
対象年齢 | 4歳以上 |
進撃の人狼
(出典:Amazon)
【ゲーム概要】
「進撃の人狼」は『別冊少年マガジン』で2009年に連載をスタートして以来、ロングヒットを続けている「進撃の巨人」の世界観を踏襲したボードゲームです。人を襲い、殺し、喰らう巨人たちと、彼らに抗うべく立ち上がった人間たちとの存亡をかけた戦いが盤上で繰り広げられます。
プレイヤーは巨人または人類どちらかの陣営に属し、誰が仲間で誰が敵なのかを話し合いを重ねて探り合い、協力して敵陣営の殲滅を図ります。難易度が調整でき、初級編では登場キャラクターになりきってプレイするので、原作を知っている人ほど楽しめます。
【ルール説明】
ゲームは自分以外のプレイヤーが敵なのか味方なのかほぼわからない状態でスタートします。人類陣営のプレイヤーは、他のプレイヤーとの対話から推理を進めて巨人陣営に属するプレイヤーの発見を目指していきます。
一方、巨人陣営の中でも知性巨人となったプレイヤーはゲームスタートと同時に仲間の存在を知ることができ、自身の正体をうまく偽るなどして情報を操作し、人類の駆逐を図ります。
どちらかの陣営が勝利条件を満たした時点でゲームは終了です。ゲーム中に投獄されてしまったり、死んでしまっても勝利となるため、時には自分の身を犠牲にして戦況を有利にする戦略も必要とされるのが本作の奥深さと言えるでしょう。
プレイ人数 | 9~17人 |
プレイ時間 | 45~90分 |
対象年齢 | – |
ドブル ドラえもん
(出典:Amazon)
【ゲームの概要】
「ドブル ドラえもん」は、お茶の間の人気者「ドラえもん」とコラボしたドブルゲームです。「ドブル」とは2009年にフランスで発売されたパーティーゲームで、すべてのカードには他のカードと共通する絵柄が描かれており、プレイヤーはそれを素早く見つけて名前を宣言するゲームです。
同作も基本的なルールは同じですが、カードの絵柄はすべてドラえもんに登場するキャラクターで、ドラえもんやのび太のほか、”ひみつ道具”もたくさん描かれています。子どもと一緒に家族みんなで楽しみたいときにおすすめのゲームです。
【ルール説明】
ゲームに使用するカードは55枚使用します。1枚につき8種類のイラストが描かれていますが、どのカード同士を見比べても必ず同じイラストがあります。この特徴を活かした5種類のミニゲームも楽しめます。
どのゲームにも共通するルールは「同じ絵柄を見つけたらその名前をいち早く叫ぶ」ことです。たとえばドラえもんのイラストなら「ドラえもん!!」と叫びます。
ひみつ道具などは子どもたちのほうが詳しいこともあり、大人があっさり負ける展開もあるのがこのゲームの面白さです。
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 6歳以上 |
まとめ
さて、いかがでしたか?
今回はみんなで集まってワイワイ遊ぶのにおすすめの人気ボードゲーム18タイトルをまとめてご紹介しました。
一口にボードゲームと言ってもその種類は実に様々で、純粋に勝ち負けを競い合うものからプレイヤー同士の協力が必要なもの、駆け引きのセンスを問われるものなどがあります。
このあたりは好みが分かれるところではありますが、気の置けない仲間たちがひとつのテーブルを囲んで直接的なコミュニケーションを楽しめるという点は、どのボードゲームにも共通する醍醐味と言えるでしょう。
スマホやパソコン越しの交流が増えている今だからこそ、ボードゲームの楽しさが見直されているのかもしれませんね。
ぜひお気に入りのゲームを見つけて、ご家族やお友達と楽しいひと時をお過ごしください。