家庭菜園をはじめよう!初心者でもトライしやすい野菜の選び方とおすすめを紹介
新型コロナウイルスの影響により外出を控え、おうち時間を過ごすことが多くなったと思います。
おうち時間を充実させるために家庭菜園を始めていたり、これから始めたいなと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者の方向けに家庭菜園の選び方やおすすめの家庭菜園をご紹介します。
家庭菜園で育てる野菜の選び方
家庭菜園を始めるときは、まずどの野菜を育てたいかを考えてみましょう。
野菜は種類や品種ごとに植える時期や世話の仕方、収穫できるまでの期間、病気や害虫に強いか弱いかなどの違いがあります。育てるものの種類や家庭菜園の経験、規模など自分のレベルに合わせたものを選ぶことが重要です。
初心者の方は難易度の低いものからトライし、慣れるまでは育てやすく丈夫な品種を選ぶと良いでしょう。
また、選んだ野菜に適した時期に植えることが、収穫まで上手にたどり着くコツです。
種類で選ぶ
野菜はそれぞれに収穫の時期があり、それに合わせた時期に種をまいたり、苗を植える必要があります。
収穫できるまでの期間もそれぞれで、生育期間が長ければ手入れも大変になっていきます。
葉もの
葉もの野菜は簡単に育てられるイメージがありますが、病気にかかりやすく害虫の被害を受けやすいため、実は難易度は高めです。
害虫被害や病気にかかりにくい種類で栽培期間の短いものを選ぶと、上手に育てる事ができます。
根もの
根菜類は初心者向けの種類です。根菜類の代表格のニンジンやジャガイモはプランターでも簡単に育てられます。
種から育てるものと、「種イモ」などの状態で売られているものがあります。初心者の方は種イモを植えて育てるのがおすすめです。
実もの
実ものはそれほど難易度が高くないものが多いです。マンションのベランダなど限られたスペースでも場所を取らずに育てられるものもあります。
収穫までの間、病気や害虫から守ったり、間引きなどの作業をしたりと少し手間がかかるので、レベルに合わせて種類を選ぶことが重要になります。
育て方で選ぶ
また、家庭菜園はそれぞれの生活環境に合った規模で育て方を考え、種類を選ぶことが大切です。
庭などを使って本格的に家庭菜園を行うのであれば、「土作り」も重要になってきます。その際は肥料だけでなく、植えるものなども工夫して肥えた土を保つように考えましょう。
キッチン菜園
場所をとらず、初心者におすすめで簡単な方法です。最近では水耕栽培などのように、プランターより小さな容器で土を使わずに室内で育てるのが人気になっています。
よくカイワレ大根などをパックで購入して一度使ったあと、根元を水につけて育てたりしますが、それも水耕栽培のうちのひとつです。液体の肥料を与えるだけでよく、室内なので季節を問わず1年中楽しむことができます。
プランター菜園
土で周りを汚すこともないので、人気の育て方です。収穫量は露地栽培と比べると少なめですが、安全・安心・フレッシュな旬の野菜を楽しめるのが最大のメリットと言えるでしょう。
最近ではプランターで育てられる品種も増えてきており、たくさんの種類から選ぶことができます。プランターを置く場所、置き方、サイズなどに注意しながら育てましょう。
露地栽培
庭を使って土作りも考えた本格的な家庭菜園の方法です。
種類を選んだり、収穫の量や時期を考えて行うと良いでしょう。最初はご家庭で食べられる量を育てることをおすすめします。
また、せっかく庭を使うなら多くの種類を育てたほうが楽しいでしょう。種類を増やすことで土がやせてくるのを抑えることもできます。
水耕栽培
土作りもいいけど手が汚れたり虫が苦手だったりする人には水耕栽培がおすすめ!
室内で育てることができ、最近ではおしゃれなインテリア+野菜を育てるが両立でき女性に人気です。
水耕栽培の始め方は下記からも確認してみてください。
水耕栽培の始め方、準備や初心者向けの植物などを分かりやすく紹介
種まきの季節で選ぶ
品種によってそれぞれ最適な種まきの時期があり、種をまく時期により収穫時期も変わってきます。
上手く時期をずらして育てれば作業も分散され、収穫の時期も広がり、年間を通して家庭菜園を楽しめるようになるでしょう。
春まき
夏に収穫を迎えるものが多く、枝豆、トマト、ピーマン、レタス、きゅうりなど多くの植物が春まきに適しています。
春に植える野菜は初心者でも育てやすいので、野菜作りの入門編として最適です。
夏まき
夏は根菜などを植えるのがおすすめです。ジャガイモならば種いも、芽キャベツなどは苗から植えます。ニンジンや大根も夏に種まきをして育てます。
暑い季節なので、気温と水の管理などに気を付けるのがポイントです。ただ、栽培する地域(寒冷地・温暖地など)の気候によっても変わってくるので注意しましょう。
秋まき
植える時期・時間帯、収穫までの期間を考えるなど、秋まきはとにかくタイミングが重要です。おおむね9月中旬頃までに植えるのがいいでしょう。
春まきの植物は秋にまいても良いものが多くあるため、収穫のバランスなども考えて春と秋で分けて植えるのがおすすめです。カブ、キャベツなど多くの植物がありますが、初心者の方は種から植えるよりも苗を購入して育てるとうまく収穫までたどり着けます。
冬まき
寒さに強い野菜は、ホウレンソウや小松菜、ラディッシュなどがあります。
春に収穫する作物の植え付けは11月中に済ませておくのが基本です。種の袋の裏に「寒さに強い」や「種まきの時期が12月でもOK」という記載があれば、その品種は冬でも植えることが可能です。
ただし、雪のない地域に限ります。
家庭菜園の初心者におすすめ!育てやすさが人気の野菜
さて、ここからは家庭菜園に植える野菜の種類を具体的にご紹介していきます。
数ある野菜の中から、今回は初心者の方でも育てやすい種類をピックアップしました。普段のお料理にも使いやすいものばかりですので、ぜひトライしてみてください。
葉ネギ
ネギは多くの料理に使われるので育てがいのある万能野菜です。鉢植えやプランターで他の植物と同じように管理して育てることができます。
暑さ、寒さどちらにも強く、適応性があるため、初心者にも育てやすいです。
リーフレタス(サニーレタス)
玉のように丸まらず、葉っぱが茎に刺さったような形で育つレタスの種類の一つです。
場所をとらずにプランターなどで栽培でき、食べたいときに1~2枚ずつ収穫できる手軽さが人気となっています。
豆苗
豆苗は栽培がとても簡単です。買ってきた豆苗の茎を切り取った後、根っこを水に浸けておけば7~10日後に収穫することができます。
繰り返し楽しむ場合は、種から2つほど芽を残したところで茎をカットするのがポイントです。水が腐りやすいので毎日取り替えるようにしましょう。
しそ(大葉)
しそはスーパーで買うと全部使いきれなかったりもしますが、家庭菜園で育てていると必要なときに必要な分だけ収穫することができるのでムダがありません。
暑さに比較的強く、土質も選ばないため、プランターでも簡単に育てることができます。葉の枚数が10枚を超えたら、下葉から順番に収穫しましょう。
きゅうり
きゅうりは生長が早く苗を植えれば40日程で収穫ができ、プランターでも育てられます。上手に育てれば、1株で30本~40本ぐらい収穫ができることもあります。
初心者は4月末~5月のちょうどゴールデンウィーク頃に苗を購入して植えるのがおすすめです。
まとめ
自分の生活環境や経験に合わせて、無理なく行うのが家庭菜園を楽しむコツです。初心者の方は最初から頑張り過ぎず、レベルに合わせたものや育て方を選ぶようにしましょう。
家庭菜園で育てたものは安心・安全ですし、収穫したものを使って料理をすればおうち時間がさらに充実すること間違いなしです。
家庭菜園をしてより楽しく、美味しい、おうち時間を過ごしましょう。