フローリングの寒さ対策でおうち時間を快適に!手軽に安くできるおすすめの方法5選
フローリングのおうちでは寒くてつらいと感じる人も多いのではないでしょうか。床が冷たくて足から凍えてしまい、何とか寒さ対策をできないものかと悩んでいる人もいるでしょう。
冬の寒い時期にもおうち時間を快適にするために、ちょっとした工夫をしてみませんか。身近にあるものや安く買えるものだけでも簡単に寒さ対策をすることができます。
誰もが手軽にできて費用もあまりかからないフローリングの寒さ対策を5つ紹介するので、できるものから試してみましょう。
フローリングはなぜ寒い?
寒さ対策をする前にまずはフローリングのおうちがなぜ寒いのかを知っておきましょう。実はフローリングなら必ず寒いというわけではなく、特に工夫をしなくても暖かい場合もあります。
まず、フローリングに合板を使用している場合には、無垢材に比べて寒くなります。合板フローリングは一般的に熱を逃がしやすい性質があり、床だけでなく部屋全体を冷やしてしまいがちだからです。
対策としてフローリングの下に緩衝材や断熱材が入っていればあまり寒くならずに済みます。しかし、マンションなどではフローリングを直貼りしていて、熱が逃げやすい構造のことが多くなっています。
また、古い家の場合には床下換気口があって床下の温度が常に低いのが原因のこともあります。
このように、床下の冷たさが部屋の中に入り込んでしまうのが寒い原因なのです。
手軽にできる寒さ対策
無垢材のフローリングにしたり、フローリングの下に緩衝材を入れたりすれば寒さ対策になるのは確かです。しかし、リフォームには費用も手間もかかるのでちょっと難しいということも多いでしょう。
それでも「床下の冷たさを部屋の中に入れないようにすれば良い」と考えると、手軽に寒さ対策ができます。
すぐにでもフローリングの寒さをしのぎたいときにも有効な方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
対策①カーペットを敷く
最もシンプルでインテリアにもなるのが、カーペットを敷く方法です。
カーペットを敷けば足が直接フローリングに触れないので、冷たさを直接感じることがありません。カーペットの中でも冬用の厚手のものを選ぶと断熱効果が高いので優れた防寒対策になるでしょう。
寒さ対策ならホットカーペットの方が良いのではないかと思うかもしれません。確かにホットカーペットなら冷たさを遮断するだけでなく、発熱して足も部屋も暖めてくれます。
ただ、冬の間ずっと使っているとかなり電気代がかさむので注意が必要です。どうしても寒くて凍えてしまうようならホットカーペットでも良いかもしれませんが、電気代を節約したいなら厚手の冬用カーペットを選ぶようにしましょう。
対策②コルクマットを敷く
床にカーペットを敷くだけでは寒いという場合には、コルクマットも敷いてみましょう。
カーペットの下にもう一枚何かを敷くだけで防寒効果は高まります。中でもコルクは熱伝導率が低い素材なので断熱効果が高く、床下の冷たさをカーペットとの間でしっかりと遮断してくれるでしょう。
コルクマットには色々な厚さのものがありますが、比較的薄いシート状のものでも大きな断熱効果があります。ホームセンターなどで販売されているので、試しにカーペットの下に敷いて効果を見てみましょう。
コルクはクッション性も高いので、マンションなどでは下の階に音や振動が響きにくくなるメリットもあります。また、表面が滑りにくいのでカーペットがずれにくい点でもカーペットの下に敷くのに適しているマットです。
安くできるフローリングの寒さ対策
もっとお金をかけずにフローリングの寒さ対策をしたい人もいるでしょう。
断熱性の高い冬用のカーペットやコルクマットも決して驚くほど高いわけではありませんが、今は100円ショップでも寒さ対策グッズが販売されています。
また、ご家庭にあるものをうまく活用すればさらにお得です。身近にある意外なものの中にもおうち時間を快適にできるものがあるので、試してみましょう。
対策①アルミシート
アルミシートは断熱性が高いので、床とカーペットやラグなどの下に敷いておけば床から足へ伝わってくる冷たさを遮断できます。
敷くだけなので簡単で、大きなアルミシートを用意すればハサミで切って敷く場所の広さに合わせられます。100円ショップでも床に敷けるような大きなサイズのものをよく見かけるので、調達して試してみましょう。
キャンプなどのアウトドア生活が好きな人は、すでにアルミシートを持っているかもしれませんね。おうちにいるときにはフローリングの上に敷いて寒さ対策にして、外出時には持っていくという使い方をすると、さらに節約になります。
対策②段ボールを活用する
通販を利用したときや、スーパーなどで商品を持ち帰るときなどに段ボールが手に入るでしょう。この段ボールを捨ててしまわずに、断熱材として使用するのも効果的です。
カッターやハサミで適当な大きさに裁断していき、カーペットとの間に敷くだけでフローリングの防寒対策になります。お子さんがいるご家庭なら、一緒に段ボールを切ってDIYを楽しむのも一興でしょう。
ただ、段ボールはカビや害虫が生えるリスクが高いので注意が必要です。
「ちょうど良い大きさに切ったから、来年も使えるように保管しておきたい」と思うかもしれません。しかし、夏の間にカビや害虫が問題になる可能性があるため、冬を過ぎたら捨ててるようにしましょう。
段ボールはいつでも手に入るので、冬の間でも気になったら作り直しましょう。
対策③スリッパや靴下で足元を防寒する
中にはフローリングの床にこだわりがある方もいるかもしれせん。しかし、カーペットもない状況では床に何かを敷いて寒さ対策をするのは大変です。
カーペットとアルミシートや段ボールなどの断熱材を併用している場合も、断熱材を敷いてあるところにしか効果がないので、室内を歩き回っていると所々で寒くて凍えてしまうこともあります。
足を直接スリッパや靴下で防寒して、足下から熱が逃げないようにするのは万能な対策方法です。中でもウール素材のスリッパや靴下、ブーツ型のルームシューズは効果的な足元の防寒対策になります。
スリッパは履くだけで体感温度が0.6℃上がるというデータもあり、冷たいフローリングで生活しているならもっと上がった感じがするかもしれません。
足首まですっぽり包んで防寒できるルームシューズも、身体を暖める効果が高くて人気があります。最近は100円ショップでも可愛らしいデザインのものがいくつも販売されているので、お気に入りを見つけて試してみましょう。
フローリングの寒さ対策で注意することは?
おうちが寒いのはフローリングの床が冷たいのが原因だと思っている人もいるでしょう。確かにフローリングのおうちは寒くなりやすいですが、原因は本当にフローリングだけなのでしょうか。
冷気は下に溜まる性質があるので、床が冷えてしまって足下から全身を冷やすことになるのは確かでしょう。そのため、徹底したフローリングの防寒対策は効果がありますが、部屋全体が寒いとやはり快適なおうちにはならない可能性が高いので注意が必要です。
フローリングの寒さ対策をしても十分ではないと感じたら、外気が出入りしやすいところからの冷気の侵入もできるだけ遮断するのが大切です。
窓やドアの隙間からは冷気が入ってくることが多いので、サッシを交換したり、防寒テープを貼ったりして寒さ対策をしていきましょう。総合的に防寒対策を施していけばきっと暖かくて快適なおうちにできます。
まとめ
フローリングの寒さ対策は床下から伝わってくる冷たさを遮断し、足下から冷えてしまわないようにするのが大切です。
コルクマットやアルミシート、段ボールなどを活用すれば、あまり費用をかけなくても床の冷たさを大幅に軽減できるでしょう。スリッパや靴下にも暖かいものを選べばきっと床の防寒対策は完璧です。
それでも寒いときには部屋自体が寒いのが原因なので、窓やドアなどのあらゆる場所の対策をして暖かくて快適なおうちを作り上げましょう。
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