春夏秋冬の季語、今すぐ使いたいおしゃれなものをピックアップ!
俳句をはじめて、まずつまずくのが「季語のレパートリーが少ない」問題です。季語のレパートリーが少ないと、表現がマンネリになりやすくなりますよね。
そこで本記事では、オシャレな季語でちょっと変わり種のものを紹介します。
俳句には季語がつきもの
俳句は五七五と季語が入るシンプルな構造です。
でも、シンプルなだけにどちらも非常に大事な要素。
春夏秋冬の季語を美しく使い、豊かな俳句表現をしたいものです。ここでは今すぐ使いたいおしゃれな季語をピックアップします。
春の季語
春の季語に使える植物を紹介します。パッと情景を思い浮かべやすい季語が揃います。
<植物>
・梅(うめ)、桜(さくら)、木蓮(もくれん)、クロッカス、シクラメン、チューリップ、ヒヤシンス、ライラックまなど。
春の行事を季語に使うのもおすすめです。うまく使えば風情のある句がつくれます。
<行事>
・お水取り(おみずとり)、落とし角(おとしづの)、春日祭(かすがまつり)、針供養(はりくよう)
昔にはなかった言葉で季語に使えるものも紹介します。
身近に感じやすいのが特徴です。
<現代版季語>
・花粉症(かふんしょう)、ゴールデンウィーク、バレンタインデー
夏の季語
夏の植物で季語に使えるものを紹介します。夏は花も多いのですが、実は食べ物も多いのです。
<植物>
・青竹(あおだけ)、紫陽花(あじさい)、菖蒲(あやめ)、苺(いちご)、西瓜(すいか)、筍(たけのこ)、アマリリス、カーネーション、グラジオラス、サルビア、ハイビスカス、ラベンダー
昔になかったもので、夏をイメージさせる季語もたくさんあります。
どれもカジュアルな使い方が合いそうです。
<現代版の季語>
・アイスコーヒー、サイダー、サングラス、サーフィン、冷やし中華、ビーチパラソル、ビール、ラムネ
その他、夏ならではの季語もたくさんあります。
・カブト虫、金魚(きんぎょ)、水中メガネ(すいちゅうめがね)、夕立(ゆうだち)、浴衣(ゆかた)などです。
秋の季語
秋の季語に使える植物を紹介します。
花というより秋らしい食べ物が思い浮かびますね。
・無花果(いちじく)、栗(くり)、椎茸(しいたけ)、落花生(らっかせい)、コスモス、サフラン、ポインセチア
秋の季語を表す行事の季語も紹介します。秋はなんといってもお祭りが多いのです。
・阿波踊(あわおどり)、芋煮会(いもにかい)、エイサー、七夕(たなばた)、ねぶた、
べったら市(べったらいち)
最後に、秋ならではの季語を2つ紹介します。どちらもパッと秋が思い浮かぶのがポイント。
・案山子(かかし)、秋刀魚(さんま)
冬の季語
冬の季語に使える植物を紹介します。
冬は植物の季語が少ないですね。
・落ち葉(おちば)、枯れ草(かれくさ)
冬の季語で、昔にはなかったものを紹介します。
リズムの良い句にぴったりです。
・アイスホッケー、着ぶくれ(きぶくれ)、クリスマス、スキー、スケート、ストーブ、セーター、電気毛布(でんきもうふ)、ボジョレー・ヌーヴォー、マスク
そして、冬ならではの季語を紹介します。
雪や氷といったオーソドックスなものは省いています。
・牡蠣(かき)、玉子酒(たまござけ)
まとめ
季語は俳句にとって重要な要素です。
季語のレパートリーを増やして、豊かな俳句表現を身につけましょう。
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